今思ったよ。
私は救急に呼びつけられて子供を中絶させられる前に、その男の母親の所に逃げ込んだら子供が助かるかなと考えていた。でもその男と在日の看護婦が好き勝手をしていた病院の産婦人科で診察を受けていれば、その男が子供を殺した証拠が残らないようにわざわざ救急に私を呼びつけて自分で子供を殺すことなんてできなかったんだね。子供を殺せる理由なんてひとつもなかったんだから。
女の身内か男の雇っただれかが執拗にしてくれた嫌がらせが続いて、私はほとんど丸まっていたのだけれど、本当に逃げ道を探す事もできなくなっていたのだね。嫌がらせに負けて子供を守ってやれなかったのは、やっぱり私だったんだ。
その子は生まれてきたいって言ったんだよ。だから結婚指輪もくれなかった男に、私は小さな指輪をねだって買ってもらい、子供と遊ぶ為に本を買った。私がもっと強ければその子は生まれてこれたのに。
書き残す為に振り返ってみる地獄は、血の色だ。