2015-10-30

56歳で10日に1回て、衰えているのか?

谷崎潤一郎の「鍵」っていうクソエロい小説があって、

その主人公(56歳、男性大学教授)が最初のほうで、

マダソンナニ衰エル年デハナイノダガ、ドウイウ訳カ僕ハアノヿニツカヤスクナッテイル。

正直ニ云ッテ現在ノ僕ハ週ニ一回クライ、――ムシロ十日二一回クライガテキトナノ

とか日記に記していて、

から奥さん(45歳、淫乱)を満足させられないって悩んでるんだけど、

アラ還でこのペースって、そんなに衰えているんだろうか?

発表されたのが1956年で、「売春防止法」の国会審議で、石原御大デビュー作「太陽の季節」とならんで

最近の世の中はこんなに風俗が乱れとる」の例として引き合いに出されたっていうから

相当話題になってたんだと思うけれど、

1956年当時の56歳って、そこそこ「ジジイ」の設定だよね。

磯野波平が54歳の設定だそうだから、ちょい上なわけだけれど

波平が「10日に1回ではフネを満足させられん、どうしよう」って悩んでたら、かなり嫌だ。

当時の人たちは、その辺、とくにひっかかることなく、受け止めていたんだろうか?


正直、自分がそのくらいの年になった時には、週一のペースを守れないような気がするのだが、

昨今の56歳は、どうなんだろうか?

1956年当時に比べたら、随分「見た目や雰囲気」は若くなっていると思われるのだが。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん