大学に入って、奨学金の申請をする人が予想外に多くてびっくりした。
奨学金って50人中1人くらいのレベルで経済的に貧しい学生がそれでも進学したくて借りるんだと思ってた。
それが入学してみたら、できたばかりの数少ない友人たちのうち複数名が奨学金の申請のためのオリエンテーションに出席するという。
普通の家庭でも普通に申請すれば通るのかな?多少なりとも給付金がもらえてお得だからみんな申請するのかな?と考えた。馬鹿だから。
世間知らずの私は、おうちに帰って、お母さんに、みんな奨学金借りるみたいだけどうちは申請しなくていいのかな?って聞きました。
お母さんは、うちはそれに頼るほどの状況ではないから…と苦笑いしました。
そうですね。うちはどちらかというと経済的に裕福な方でしたね。なんであんなこと聞いたんだか。
でも、普通の家庭だと思ってたんだ。目立った贅沢はしてない(よく考えれば、目立たない贅沢はさせてもらっていた)。
奨学金の申請をしてる子たちも、特別貧乏ではない、普通の家庭に育ったように見受けられた。卒業した途端、数百万円の借金を抱えることになるなんて、想像したことがなかった。
奨学金でも、返す義務のあるやつと、そうでない給付のみのやつがあるからねー。 私は、月8万4年間もらったけど、返す義務のないやつだったからお得でした。