百字というので思い出しましたが「理趣経」には「百字の偈」というものがあります。
菩薩勝慧者 乃至盡生死
諸法及諸有 一切皆清浄
欲等調世間 令得浄除故
有頂及悪趣 調伏盡諸有
如蓮體本染 不為垢所染
諸欲性亦然 不染利群生
知恵を身につけた人は、その知恵を自分だけのために使うこともできる。しかし、それを人のために使おうとする人が居ます。
この世のものはすべてが清浄である。そう考えたその人は、どうにかして元の姿を取り戻させようとします。
そして、"欲望"というものが世界を正しい形にするのだ、と思い至りました。
蓮は泥から生まれますが、花が泥に染まるということはありません。
拙訳ですが、そんなようなことがここに書かれています。