2015-08-15

[] 以徳報怨

(いとくほうえん)

老子言葉。これを日本語にすると怨みに報ゆるに徳を以てす(うらみに むくゆるに とくをもってす)。

  

意味

ひどい目にあって怨みを抱くような相手であっても、仕返しをするのではなく、 許しの心で、あたたかく接するべきである、ということ。

  

解説

怒りの感情というものは、多くの場合、ささいなことが原因で起こるものです。

たとえ憎いと思っても、できるだけ相手を許し、逆に恩恵を与えるような気持で 接するべきである。ということのようです。

このことわざは、老子言葉ですが、論語の中にも書かれているようですから中国では、 かなり古くからあった言葉のようです。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=377286345747800&id=287957014680734

  

老子がこの言葉を言ったのは、「以怨報怨」つまり「怨みに報いるに、恨みを以ってす」だと、恨みの連鎖が起きて

何時までたっても怨みは解けず、復讐復讐をよび報復合戦になってしまう。

そうならないためには「怨みに報いるに、徳を以ってすべきである」という意味である解釈されています

旧約聖書コーランを基とする「目には目を、歯には歯を」の反対の考えです。

目には目を、歯に歯を」を信奉している、アラブユダヤの間で三千年も争いが続いていることを考えると、

この老子の教えは的を射ているのかもしれません。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1394880143

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