もうずいぶん前に「あなたとは付き合えない」というような事は言われていたのだけど。
なんとなく諦めきれずにズルズルと思いを引きずってしまった。ただの執着といえばそれまでだけど。
「なんでオレじゃなかったんだろう」とか「あの時ああしていれば」とか考えてたんだけど。
「そもそもなんで彼女を好きになったんだっけ?」と考えてみた。
「自分が好きな事(あるいは嫌いな事)」と「社会から要求される女性らしさ」の間にギャップが大きい人って
どこかで無理せざるを得ないだろうからなんというか「生き辛さ」っぽいものが滲み出てしまう気がする。
それってある意味「強さ」にも見えるわけで。エゴを押し通そうとしてる訳だから。
その「強さのようにも見えるもの」ってなんとなく「あーおれ妥協してんなー」と思いつつ生きている自分のような人間にはすごい眩しくて。
とはいえ「生き辛さ」ゆえの弱い部分が隠しきれなくてチラチラ見えてたりちょっと寂しそうにしてたりするのを見ちゃったりすると、
ついうっかり好きだと思ってしまったりする。ていうかそういう人ばかり好きになってきた気がする。
なんだけどさ。
「生き辛そうな君が好きだ!」って言われて本当に嬉しいのか?っちゅう話。
そんなん本人にしてみりゃ「生き辛くない」方が良いに決まってるし。(本当のとこは知らんけど)
「それで生き辛くなくなった私をどう思うのよ?」って話でもあり。
向こうにしてみりゃ「あたしを気持ちよく妥協する気にさせなさいよ!」って話だったのかもしれない。
たぶん好きになるポイントそのものが間違ってたのかもな。と今頃気付いた。
そう思ったらちょっと気が楽になったような気がする。気がするだけかもしれないけど。