不思議な夢をまた見た.
また見た,というのはこれまた変な言い方になるんだけど
その夢を見た時に,「あ,俺 この夢まえにみたことあるなあ」と思い出した,と表現するのが適切だ.
ある洋館みたいなところで俺は弟と遊んでいた.
そこでは弟のほうが上手に魔法を使えたり,宙を飛んだりして
明らかに俺よりも優れていた.
当然俺は,弟に追いつかれ,鬼ごっこが終わった.
「兄さん,太ってるから追いつかれるんだよ」
これを言われた瞬間,俺はキレた.ブチ切れた.
現実では俺はキレたことがない.温厚だと言われている.
それがこの瞬間には,心から怒りが湧きでた.
この気持ちはどう説明したらいいのか? 何もかもがどうでも良くなって,誰かれ構わず迷惑を掛けたくなる.
迷惑をかけて,俺をこういう状況にしたことを後悔させてやる!
俺に謝るまでどこまでもやってやる!
という気持ちになる.
夢の中でおれは柿ピーを床にぶちまけた(やることが情けない)
柿ピーはあれだけかわいがっているネコにもぶっかけてしまった.
それを見たばあちゃんが,すごく困った顔している.
ちょっとかわいそうになって,ネコの顔についた柿ピーはとってあげた.
今回はこの夢をたまたま見た瞬間に目覚めたので,それをメモしておいた.
弟へのコンプレックスから,ブチ切れる夢を俺は何度も見ている気がする.
おそらく寝ていることで,理性の一部がOFFになり,抱えていたコンプレックスが抑えきれなくなるんだと思っている.
その気持ちは他人ごとじゃなんだなと思った.誰でもそうなり得るんだ.
今,安定している人だって何かをきっかけに心の闇が抑えきれなく事があるんだと思う.
闇がないんじゃなくて,今たまたま抑えきれている.
そう思うことにした.