http://www.asahi.com/articles/ASH465DMZH46UTIL026.html
この記事で朝日新聞が触れてないことがあるので書こうと思う。高齢者宅だけじゃなくて薬が山積みになる原因の一つは
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38866
こういう記事だ。薬が多いのは悪、薬を捨ててしまえという記事だ。間違って処方されれば1つでも死に至る(例をあげればアルマールとアマリールの取り違えで死んだ患者の原因薬は一つである)のが薬である。多いからというのは全く意味がない。副作用を承知でしかし患者にはメリットがあるので処方される薬もある。なのに、である。
こういう週刊誌記事に影響されて、薬が多くなると自分で医師・薬剤師に相談せず 勘で 薬を減らしてしまう患者が地味に多い。その結果病気が悪化して死にかけるのもしばしばなのだが(心臓病患者が勘で薬を減らした結果発作を抑える薬だけを自己断薬したなんて話はほんとうにゴロゴロしている)、週刊誌で、えらいやくざいしの先生がいったりしてるものだから、町医者の処方など無視して自己断薬する人が後を絶たない。しかし飲んでるふりだけはするので冒頭の記事のような事態を同じく引き起こすのである。
過剰な処方はそりゃ悪だろう。でも、数が種類が多いからって、それは悪じゃない。1日1回計15粒の薬飲まないとまた心臓発作起こして死んじゃったり寝たきりになったりする人は実在する。そういう人たちが「こんなに薬飲んでるなんて」と負い目を感じるようなことは、やめようやほんと。