2015-02-22

夫婦別姓だと男性は愛されてる実感が湧かないんじゃないか

http://zuisho.hatenadiary.jp/entry/2015/02/22/025905

男性は「相手が嫌な事を自分の為に我慢してくれるかどうか」で相手の愛情を計る人が多い、と思う。

創作しろ実話にしろ、既婚男性ノロケは「嫁がこんな嫌な事を我慢してくれた、我慢してくれるくらい愛されてる俺って幸せ」というパターンが多い。

このエントリの前半部分からしてそうだ。「嫁が苗字を変えた、それで嫁は苦労したらしい」と言うのを「ノロケ話」として書いている。

結婚時に姓を変えるのを嫌がる女性が多い」と言う情報は割と知れ渡るようになったけど、

これを(意識的しろ無意識的にしろ)「ノロケネタ」「愛されてる俺って幸せと実感する為のネタ」として使ってる男性は多いんだろう。

「姓を変えるなんて嫌な事を我慢してくれた嫁、それだけ愛されてる俺」という。

でも別姓が選べるようになったらそう呑気にノロケていられなくなる。当然「我慢せず」別姓にしろと言ってくる女性も出てくる。

そこで、その女性は「我慢する」気がない、俺を愛していれば我慢する筈なのに、我慢しないなんて俺は愛されてない!

…と考える男性ってのも結構いるんじゃないかなー。

或いは別姓にした男性の友人知人に「お前は嫁に愛されてないんだな」と言う男性も多そう。

夫婦別姓に反対するのは男性の方が多いってのは、こういう事じゃないかなー。

年寄ならまだしも、若い層なら今時家制度的に「俺の姓になったから嫁は実家を捨てて俺の家の一員になったのだ」とか本気で考える人はほぼ居ないだろうけど

「嫁に我慢をさせた」ことで満足している、って部分は今でも大きそう。

そこが覆るからこそ不快だし、「選択制なんだから嫌なら選ばなきゃいいじゃん」じゃ済まないんだろう。

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