2015-01-20

飲みの席で困った話。もしくは友人がハゲた話。

30歳にもなって友人と久しぶりに顔を合わせると、気まずいことに半分くらいが禿げ始めてくる

先日も10年ぶりくらいに友人数人と顔を合わせたのだけど、その内の一人がまた見事に禿げ上がっていた

最近突如として進行したのかまだ開き直れているほどの禿っぷりではなく、おでこから始まったそれはモーゼの十戒を思わせるように中心から左右に広がり、それでも中心部申し訳程度に残る毛髪がかろうじてヘアースタイル演出しようと意気込む姿が哀れだった

いわゆるヌクミズ型である

お互い触れないでおこうという暗黙の空気が流れる中、幸いながら地雷を踏むことなく食事は終わり近づいたところで彼が口を開いた

「久々にあってもみんな変わってなくて何よりだよ。ま、俺はちょっと禿げたけどね」

誰がどう見てもちょっとどころの騒ぎではない

しろ申し訳程度に残る未練が事態を更に悪化させている状況だ

おそらく誰にも触れられないことで気を病んでしまった末の一言だと思われるのだが、その一言によって周囲は完全に沈黙してしまった

結局誰一人として気の利いた返しも出来ず、重い空気のまま解散した

これからますます増えてくるシチュエーションを先回りして対策を用意しておかなくてはいけないと強く思わされる事件だった

あの時どんな返しをすれば彼も傷つけず場を和ますことが出来たのだろう

教えてはてなーの皆さん

  • みんなで正面からいじってやるしか救いようがないんじゃないかな。 そんなこと言えるの昔の仲間くらいでしょ。

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