2014-11-16

そもそも「萌え」は「エロ」と対立する概念だった

萌え」というものは、可愛いキャラを見たときに「可愛いなあ」と素直に感じる、

そういったものであって、性欲からは距離を置いた感情であった。

エロいなあ」は萌えではなかった。

もちろん「萌え」たあとに「エロ」を求めることはあるが、あくまでそれは別腹だ。

たとえば、萌え要素の強いエロゲは、エロ要素が弱いのが当たり前だった。

エロさだけを求めるなら「抜きゲー」をやればよかった。

逆に「萌えなのにエロい」ことを売りとした「萌エロ」というジャンルがあるくらいだった。

そんな「萌え」が「エロ」と同一視されるようになったのはいからだったろうか。

いや、内部的にはいまでも「萌え」の本質は変わっていないと思っている。

問題となるのは外部の者たちの偏見だろう。

彼らは、アイドルの顔の区別が付かないがごとく、萌えエロ区別が付かない。

そのコンテンツが性欲に向けて売り出されているのか、そうでないのかが分からず、分かろうともしない。

何でも性欲に向けたものだと決め付けて、思考停止してしまうのだ。

脳内を性欲に支配された、忌むべき愚か者たちである

ただ、そんな彼らの中にも、単純に「萌えエロ」だと勘違いしているだけの者もいよう。

今後はそうした人々に「萌え」と「エロ」は違うものだと訴えかけていく必要があるだろう。

  • 本来の「萌え」は、年齢によるゾーニングが必要ないものなのだけど、 「エロ」と混同されることで、ゾーニングが必要なものと混ざるのが厄介なんだよねぇ。 性欲抜きで、純粋に...

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