2014-11-05

真夜中のゆにばーす

毛布と布団の重みを感じた

紺色の重いカーテンから光が差し込む

黄色い光は冬の青い空を想像させた

テテテン テテテン テテテン

不気味な電子音が部屋に鳴り響く

テテテン テテテン テテテン

どこからともなく聞こえてくる

テテテン テテテン テテテン

瞬きを、パチリパチリパチリ

ドライアイによる連続瞬き

二回目に、異空間が見えてしまった気がした

パチ、パチ、パチ、

そこは病院のような場所だった

今まであったことのある人がみんな

名前は忘れているのに、顔は覚えているものだな〜

そう思った

しかし一人だけ、どうも思い出せない人がいる

こんな顔の知り合い、いたかなぁー

考えていると、死んだじいちゃんが「そいつは見るな」

え?ヤクザ

「いいから、見えたら下を向け」

なんだか怖くなって、うつむいた

するとそいつは、私の首に腕を回して顔を覗き込もうとしてくるではありませんか

からをいれ、目を瞑ると、聞き覚えのないようなあるような声で

大丈夫だよ 怖くないよ」

と囁くように言った。いや、こわいよ

40秒くらいそうしていたら、そいつ

アカシックレコードへようこそ」

といった。しか意味もわからず、突然の尿意

私はこの歳でおねしょするわけには行かずに飛び起きました

会社へ行く途中の信号待ち

人のざわめきの中に今日も聞こえてきます

テテテン テテテン テテテン

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