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これは「人間」の次の2つの側面を同時に見ようとするから難解になるんだと思う。
単純に個別に考えてはどうだろう。
「殺してはいけない」のは、社会集団を構成する人間。相互保障の社会では、自分が殺されないために、他人を殺してはいけない。
普段、私たちの社会には"生物であり社会集団である人間"しか目にしていないから考えが及びにくいが、「生物であるが社会集団でない人間」というものがある。
その場合、社会を構成していない人間に基本的人権はない。自然権はない。社会を構成するアンドロイドには基本的人権に準ずる権利がある。
相互保障外の敵国の兵隊は殺してもよい。いや、自国の国民を殺す恐れがあるなら積極的に殺すべきだ。
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