2014-07-07

女性に選ばれるということ

女に縁のない人生だった。

縁のないというより、縁はあったが悪い縁しかなかった。

災いの元でしかなかった。

くだらない女の駆け引きに使われたり、勝手週間ランキングにのせられたり。

童貞をこじらせて、言い寄ってくる女もろくろ口説けず嫌われたり。

逆に何十万と貢いで、結局なにもできなかったり。

思い出すだけで泣けてくる。

自分の中ではとっくに笑い話になっているかと思ったが、やっぱり古傷のように胸が痛む。

ところがどうしたことか、ひょんなことからそれなりにかわいい子とできてしまった。

8歳年下。

処女だった。

こんなに簡単なことだったのかと怖くなる。

俺だけが知っているのだ。

の子にとって俺が一番特別ということだ。

他の誰でもなく俺なのだ

大切に思われているのだ。

証明されているのだ。

なんてこった。

君に俺の人生、全部あげちゃってもいいや!

ていうのも、一時の気の迷いなのかな。

不安不安で。

の子の気持ちも自分の気持ちも信じられない。

まるで乙女だ。

今までが今までだけに、このまま幸せが続く気がしない。

いつか関係がぐちゃぐちゃに壊れてしまうのではないかと。

俺ってだいたい、一人として人間を信じていないんだよね。

せっかくの幸せ幸せと感じられないよ。

本当に本当に、大丈夫なのかな。

好きっていうより、安心しているだけなのかもしれない。

自分も人に好かれることがあるんだと。

じゃあ相手に気になる点があったら、だんだん嫌いになっていくよね。

怖い。

悲しい。

なんて小さな人間なんだ俺。

つまんねぇ奴だな!

人生って複雑なんだなぁ。

難しすぎて、何もうまくいかない気がしてくるよ。

だいたい、やらなきゃいけないことが多すぎるんだ。

あーもう。

はてなオフ会には絶対行かない!

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