何かの週刊誌に、大企業の40歳の給与明細大公開、みたいな記事が出ていて、ほうほうと。たしか丸紅で年収1,600万円。それ以上の役職なり手当の出ている人もいるみたいな書き振りで、こちらとしてはすげぇなあ、稼いでんなぁ、と思うほかなかった。
家に帰って妻にその話をしたところ、丸紅で1,600万円ぽっちか、という反応で。あれ、そうすか。ホントに家に帰ってこないし、家事やら子育てやらを全部一人でしないといけないのに、そのうえお前の子育てが悪いとか暇している癖にと言われるなら、2,000万円くらい稼いでくれないといけない、らしい。
まあ、子育てが悪いとか責められるのは年収関係ないし慰謝料的にそれくらい欲しいのは判らなくもないが、それはともかくとして。収入に対する考え方の違いが明白になった。俺は、収入とは自分が稼ぐもの。妻は、収入とは夫が稼ぐもの。そりゃあ感覚がかみ合わないし、かみ合わせるのは無理かなと思った。
男女を逆にするなら、それこそ美人でナイスバディな女性を彼女にしたい、家事も碌にできないし頭も悪いんだからモデル級美人じゃあないと彼女にはしたくない、っていう例えになるのかしら。さんざん言われている男の収入と女の美貌・若さの比較が自分で経験して初めて腑に落ちた。
別にどっちの考え方が良い悪いじゃあなくて、はっきり違うことが判ったおかげで無用な一言をこれから言わずに済むかもしれないな、というお話。