委員会活動での作業中、呼ばれて振り向いた所を友達に攻撃された。
そいつは柄に吸盤の付いたペンを額にくっつけ、高い位置からこちらに向かって腰を曲げ頭を下げてきた。
そのペンが眼に当たった。浅くとも刺さっていたのかもしれない。
痛みは覚えてないけど、涙が止まらなくて、目を開いてみてもぼやけた景色しか視えなかった。
一緒に活動していた名前も知らない上級生に「泣いてんなよ」と笑われたのを覚えてる。
その後、教頭先生の高そうな車に乗せられて眼科へ連れて行ってもらった。
ふかふかの後部座席と、ドアの閉まる低く良い音を覚えている。
うちの車とは全然違うなとも考えていた。
結局どういった診断だったかは覚えてないが、完治するまではしばらくかかった。