2014-02-04

システム開発下請けに居た時の営業の上司

酷い人であった。

技術から営業職に回されたのだけど、あとから思うに、それは技術力が技術部としてやっていけるレベルではなかったからのようだ。

充実した有名企業の例を出しては「お前らなんかと違って一流どころはすごいんだぞ」

デスマ的なものを例にとっては「お前らと違って修羅場潜り抜けてんだぞ」

などと威を借る虎の種類も様々だったもんだ。

頑張れだとかお前なら出来るだとか励ましも労いもなく、厳しい現場からお前なんかちょっとミスすればすぐにクビになるぞだとか落ち度があった人間は叩くだけ叩く

何がそんなに憎くてそうしているのだろうと考えることがあったが、ずっとわからなかった。

長いことその人が根本的に悪の人間からという答えしか見つからなかった。

ひとつ行き当った推測がある。

きっとあの人は技術者になりたかった、あるいはなるしかなかったのだろう。

決して選択肢の多い経歴でも頭でも根性でもなかったように思う。

でも、いっぱしにはなれなかった。それも技術者時代から。そして営業になってはそれこそ決定的に。

から自分差し置いて技術者でいる自社社員をああまで叩いたのだろう。

自分なりに原因と理由を理解したのであって、許したわけではない。

そういう人間にならないよう自分自身に成功体験をもたらせるよう自分を導くのも人の責任というものだ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん