2013-11-02

いいミステリでも売れないという話

世間でご存じのとおり出版不況なわけだが、

割とどこの出版社も今はアップアップなわけです。

で、アマゾンなんかの売れ行きランキング見ると、

ものの見事に賞ものタイアップものライトノベルなんかが座を占めてる。

そんな感じで、今本を出させてもらえる作家って、採算分岐点を割らない作家だけなんだよね。

各社、発掘してる体力なんてほとんどない。

特にミステリなんて不遇の時代で、ミステリの固定ファンが本当にいない。

「おっミステリ新刊だ、買おう」って人はほとんどおらず、

図書館で借りるかブックオフで買うみたいな、購買に結びつかないファンがほとんど。

それじゃ本も出ませんよ。

苦肉の策で、タイアップねらってドラマ化しやすい男女恋愛ものになるわけだ。

となると、売れる本を作るのは、編集者自身の都合でもあるし、発行部数収入になる作家のためでもある。

あくまで、ミステリだけでバカ売れする作家ならいいんだよ。

(つっても、今はそういう人でも本当に売れない)

そうじゃない人の場合は、やはり策を弄せざるを得なくなるわけです。

出版社本社グーグルマップで見てみると、驚くほど小さいビルしかも貸しビル)だったりしてびっくりする。

  • 単に本が売りやすいんだろうという考えしかなかったが そっかタイアップ狙いなんだな。納得いったわ しかしそういう本ばっかになった結果「おっミステリ新刊だ、買おう」っていう自...

    • 本とそうだよな。 漠然と思うのだけど、ある意味「このミス」の功罪かもしれん。 おもしろいミステリだけを読みたい人は、このミス待ちで図書館で借りればいいみたいになってるんじ...

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