2013-10-20

孤独感が消えない

高校生になってから孤独感が消えない。

父親は幼い頃に離婚後死別した。

母親はよくコミュニケーションをとってくれるけれど、気が付くといつも遠い目をしている。

その遠い目が堪らなく辛い。

僕ではなく、僕の後ろにいる何かをみている気がした。

母はよく電話をしていた。

通話中に僕が現れるときまりが悪そうに電話を切るのだった。

姉もいる。

上京し、働いている姉のもとに遊びに行った時があった。

やけに優しくなっていた。

きっと、もうなかなか会うことも無いことを知っての事だろう。

彼女もまた、気が付くと遠い目をしていた。

テレビリモコンを争って喧嘩していた日々が恋しい。

そんな切ないことしてくれるなよ。

兄もいずれこうなるのだろうか。

友達は沢山いる。

いつも一緒の友達もいる。

だけど、長い間共にいると、どうしても汚いところが滲んでくる。

そんなの人間だし、ましてや高校生から当たり前だ。

いやなところをみても、いいところを見て忘れる。たったそれだけをすればいい。

でも、いわゆる「ああ見えて、根がいいやつ」ではなく、

「ああ見えて、根が悪いやつ」が沢山いる。

好意持った人でも、吐き気のするようなあの顔を見てしまっただけで、それからみる目が変わってしまう。

そういうわけで、腹を割って話せる、思いのたけをぶつけられる人が1人もいなくなった。

みんな中途半端だ。

あぁ、お前がもう少し悪いやつだったら思い切りぶん殴ってやるのに!

あぁ、お前がもう少しいいやつだったら思い切り抱きしめてやるのに!

それが人間だと、割り切りたい。でも心には常にモヤモヤが。

自分もきっと、知らず知らずのうちに、相手を失望させているのだろうな。

何よりも、自分は面倒くさい人間になってしまったなぁ!

これが多感な時期の高校生特有のものであることを願う。

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