留置場っていうのは起訴される前の人、つまり犯罪を犯したかどうか確定してない人が入っている場所なんだけど、なんだかんだ言って犯罪者が大半(俺の勝手な思い込みかもしれないけど)。つまり犯罪者であることが普通なんだよね。
逆に「俺は痴漢冤罪で捕まった。無罪だ!!!!!!!!!」って言っている人がいたけど、少し浮いてた。ちなみにその人は、二週間目くらいで証拠不十分、不起訴になって出れたけど、本当にやってないならあれほどつらいものはなかっただろうね。まあ会社が支えてくれてたらしくて有給扱いにして貰えてたらしいから運はよかっただろうね。
話が逸れた。
で、周りみんな犯罪者。それ普通。という状況にしばらく浸っていると、「犯罪者は人目を忍んでこそこそ生きるべき」的な考えがどんどん薄らいでくる。はじめは知り合いとの縁もこれまでだなあ、と思っていたのが次第に「案外みんな普通に向かえてくれるよね」って言う気持ちになる。
だから、略式起訴されて出た時に、自分の逮捕記事とか知り合いの反応をネットで見て、相当恥ずかしかった。「ああ、俺犯罪者なんだよな」って初めて実感した瞬間だと思う。
ただ留置所に入っている人がみんなこんな感じになるわけではなくて、ただの俺の現実逃避だったのだと思う。
※繰り返しますが留置場は起訴される前の人が入っている場所で無罪の潔白な人も入っています。ただ自分の周りには罪を認めている人が多かったという話です。