2013-05-25

ジャスト価格効果

コメ価格は、「1キロ467円」みたいに、端数なケースが多い。

これだと、10キロでも4,670円とどこまでも端数である

これを逆の発想で、

「なら、それを3,000円ジャストにするなら、6.42キロにすればいい」と

価格じゃなく重量の方を端数にしてコメを売っている商法があるらしい。

価格ジャストにすると、どのような効果があるのか?

「贈答用のコメ需要を創出できた」

例えば、企業がお得意さんに贈答する場合、社内で決裁を取る。

決裁には基準があって、例えば3,000円以内の相当なら課長決裁、

10,000円以内の贈答なら部長決裁、てな感じで、ジャスト価格で決裁基準が変わる。

では、お得意さんに何か贈答したい、という場合

コメが端数価格ママで贈答対象になるか?

実際に贈答品目を選ぶ部員は、「できるだけ、社内決裁基準の上限まで、使い切りたい」と考える。

4,670円なコメより、5,000円の菓子セットとかの方が

「決裁枠を使い切れて、より贈答効果高まる」と考え、そっちを選んでしまう。

まり、端数価格な商品は、「決裁枠を使い切れないが為に、贈答商品から外れてしまう」のである

⇒重量の方を調整して、価格ジャストな商品に仕立て直すことで、贈答商品の俎上に上がることが出来る、という次第。

言われてみれば当たり前の話だが、これを思いついた人は、正直スゴイと思う。

あと、先日日経に、「500円で特技を登録するナレッジマーケットココナラ」の紹介があった。

これも「人力検索はてな」みたいに「報酬額が不定」なんじゃなく、

報酬額、見返り額がワンコイン」とポッキリ価格なのが、メリットな気がする。

500円程度だったら、仮に返ってきた回答が大した回答じゃなくて

「こりゃ失敗だったな」というケースでも、そんなに「痛く」はないし。

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