「神を信じているなら輸血はしちゃいけません」とかいう奴がいる。「これは神様がおっしゃったことだから絶対確実です」。
1.神がいれば
→輸血しないで死んだあと神を信じて死んだので永遠の幸福が得られる。輸血して生き延びたらその後の人生がどんなに幸福でも死後に得られるのは地獄。
2.神がいなければ
→輸血しないで死んでも輸血して生き延びて死んでも死後に得られるのは無。
あなたが神がいると信じているとき、輸血して生き延びると地獄だがしないで死ぬと天国。
信じていないとき、輸血しないで死んでも輸血して生き延びて死んでも死後に得られるのは無。
最悪なのは
3.神はいるけれども輸血禁止はしておらず、むしろ輸血で助かるべき派だったとき、
「神の教義」とされた輸血禁止を貫いて死んだら地獄行き、しかも神に敢えて背いて地獄に行く場合でも唯一得られるはずの納得すら奪われる。