2013-01-30

政府デマケーションの議論

政府機関の一つ良くないところは、デマケの議論だ。

デマケとはデマケーションの略で、要するに縄張りのことだ。

ある分野で事業を行う政府機関は一つでなけばならないというもの

これはもちろん各政府機関の益やそれを所管する省の益も多いに関係があるのだが、それよりも大きいのは行政改革の影響だ。

まり政府機関無駄を省くため、同じ仕事をしている機関統合しましょう、という一連の流れだ。

これは確かに合理的な考え方なのだが、過剰はいけない。

この同じ事業を行う政府機関は一つでなければならないという決まりのせいで、新しい事業を始める際、どの機関の所管か決めるためのとんでもない調整コストがかかるのと同時に、提供できるサービスに大きな縛りが生じている。

しかしこの決まりごとを破ると、市民団体政治家に袋叩きにあう。

このために、相談に来た方を心苦しくもたらい回ししなければならない状況が生じている。

他の機関の所管する分野に手を出して、他の機関に叩かれるのなら戦うし、戦える。

しかし、市民団体政治家に叩かれると、これはどうしようもない。

私としては、少しくらい事業範囲が被ろうが良いサービス提供できるほうが世のためになると考えているのだが。

効率性も大事だが、サービスの質はもっと大事だと思う。

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