2012-08-08

Web上の図書館存在感と図書館情報学用語の存在

例えばCiNii Articlesみたいに図書館系のDBGoogleが乗り入れるようになった結果、そのデータつーかメタデータレコード自体はWebで容易に目にできるようになったし、その先にあるフルテキストとか資料のアクセシビリティもある程度向上した。

んだけど、これって一方で、図書館情報学系の用語で探す時のノイズを爆発的に増加させたんですよね。

例えば"機関リポジトリ"+hoge検索すると、機関リポジトリとは関係ないCiNiiに収録されてる論文レコードがことごとく上位にヒットするようになってしまった。なんでかってとレコードのページにJAIRO(機関リポジトリポータル)へのリンクが必ず含まれてるから

普通図書館OPACレコードでも、Googleが拾ってくる館では同様の状況があって、「タイトル」とかの書誌的事項というか項目名が明示されている=OPACが返すHTML文字列として含まれてるせいで、"[書誌的事項]"+hogeとかで検索してもそうなる。

これって、site指定やinurl使っての除外検索すればなんとかならなくはないんだけど、それだと図書館DBリソース別に検索をしなきゃならないっつうね。

こういう図書館のもってるリソース存在感が増したせいで(語の)図書館情報学用語(として)の存在感が減ったのって、Web屋と図書館屋のどっちかが責をおうべきものなんですかね。負うならどっちがより重いんですかね。

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