公衆の面前で恥ずかしげもなく泣いたのは、一つには酔っていたからだが、もう一つにはそういう生き方をしていきたいと思ったからだ。
今は亡きカリスマスティーブジョブズが言った、「stay hungry, stay foolish」のstay foolishの部分が僕はどうしても分からなかったが、今日分かった気がした。愚かであり続けろ、というのは、自分の人生を生きろということなのだ。
人は成長していくにつれて、会社や、世間から求められる「かくあるべし」に何となく従い、仕事や家事などやらなければいけない目先のことに押し潰されてしまう。そうして、自分が何がしたいのか、何が好きなのか分からなくなってしまうのだ。或いは自分には自分が好きなことすら分からないなんて気付けないのだ。それで構わないと思ってしまうのだ。
人生は本当に短くて、他人の価値観に従って生きていても、それだけで終わってしまうかもしれない。それで構わないと言い切れるならそんな人生も良いかもしれない。でも、自分が本当に求めているのは何なのか、それはきっと他人と違うものだから、僕は追求したいと思う。今はまだ見つかってないけどね。
「賢さ」というのは、他人からの評価だ。私は利口でありたい、と言えば、他人の目にどう映るか気にしたい、と同義だと思う。
だから、stay foolishというのは、他人の目にどう映るかなんて気にするな、自分の本当に望むことを求め続けろ、ということだと思う。人生は短いから、貪欲にそれを求めていかなければならない。
他人の目にどう映るかなんて二の次なんだ。僕は電車の中で泣きながら思った。僕には悲しいことがあって、それは他人には些細なことだろうが僕にとっては一大事だったのだ。泣くだけの理由があったのだ。賢明であるよりも、愚かでありたい。みっともない人間のままでいたい。本当に自分が求めることを探し続けたいのだと思った。
「stay hungry, stay foolish」の本当の意味はな バカは一生、腹を空かせてろ、ってことだ。 糞ジョブズの言いそうなことだぜ。 あのな。 Finder上でファイル置き換えコピーで置き換えられる...