2011-04-11

管理すべきリスク、そうでないリスク

未曽有の事態について、何をどこまでリスク管理すべきかは本当に悩ましい問題だ。

これについては、リスク管理の名著「熊とワルツを」が大いに参考になると思う。


曰く、管理する必要がないリスクとは、以下の条件を満たすものである


1. 発生する確率が無視できるほど小さい。

2. 万が一発生した場合現在管理している仕事など、大した問題では無くなる。


これを踏まえると、福島第一原発運用業務に当たって、

高さ15mの津波や、それが原因で発生した交流電源喪失という事態は、

少なくとも2の条件に抵触するわけだ。

したがってこれを「想定外」とか、「想定範囲内だが対策は後回しでいい」

などと片付けるのはとんでもない話ということになる。


では、対策にいくらコストをかけるべきだったか

これまた「熊とワルツを」に書いてある。


対策コスト=発生確率×被害総額


だそうな。


今回の原発大惨事場合、被害総額は軽く数兆円くらいになるだろう。

だとすると、万に一つの発生確率だったとしても、対策に数億はかけとくべき

だったんじゃね?ということになる。


まあ、実際そんな金どこから出るんだよ?って疑問もあるだろう。

でもそれを理由に、その程度のリスク管理も出来ないならやめちまえって思うけどね。

記事への反応(ブックマークコメント)

アーカイブ ヘルプ
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん