タイトルはやや釣りで、「成功者からのアドバイスに疑ってかかるべき理由」というのが正確なところだと思う。ここでいう成功者というのは、年齢も性別も成功の規模も問わない。さて、さっそく本題。その理由というのは、ほとんどのケースで自分が成功した要因を正確に認識できていないからだ。実際の所、成功した要因は以下の二つのものが大部分を占める。
そのやり方が今現在も有効である保証は無いし、あるいはそのために必要な能力を自分が備えてる保証も無い。したがって、アドバイスを素直に受け入れたところで成功できるとは限らない。たちの悪いことに、下手に成功体験があるせいで自分のやり方はパーフェクトだと思ってるし、偶然という要因を認めたがらない。こういうのも「勝者のバイアス」っていうのかな。というわけで、アドバイスに対してはまず疑ってかかるべきで、そこから得られるものがあったらラッキーくらいに思えばいい。
ところで、現実問題として何かアドバイスされたときにそれを真っ向から否定すると間違いなく喧嘩になる、というか大人げない。なので、本当の成功の要因を探るために具体的な質問をしまくってみると面白いかもしれない。論理的な矛盾点が出てきたとしても突っ込みはほどほどにね。