「岡田卓也」を含む日記

■イオン（小売）の岡田名誉会長の発言で打線組んでみた

1(遊)大黒柱に車をつけよ

2(二)タヌキやキツネの出るところ、カエルの鳴くところに店をつくれ

3(三)上げに儲けるな、下げに儲けよ

4(一)小売業は平和産業

5(左)企業の歴史とは合併の歴史

6(中)店は商店街のためにあるのではない

7(右)小売業には士農工商をひっくり返す気概が必要

8(捕)本業は小売りだ

9(投)実印を押すがごとく値段をつけるべき

・・・

解説（口語訳）

大黒柱に車をつけよ：

地域のニーズに合わせたフットワークの軽い出店戦略と、過去に対してこだわりのないスクラップ＆ビルド。顧客ニーズさえあれば、事業領域にはこだわらないよ。

タヌキやキツネの出るところ、カエルの鳴くところに店をつくれ：

あえて中心地から離れた郊外に出店して、当時の小売トップのダイエーに対応。時代はモータリゼーションだから郊外にショッピングモールつくるね。

上げに儲けるな、下げに儲けよ：

便乗値上げでは儲けない。割安感の訴求が命。デフレや円高を利用するよ。

小売業は平和産業：

大戦終了後に四日市（三重県）で、「焦土に開く」をチラシの文言にして岡田屋の店舗を再開したさ。社会貢献が企業の根幹だ！

企業の歴史とは合併の歴史：

ローカルチェーンの岡田屋が、フタギ、シロと3社合併して「ジャスコ」が成立。マイカル・ダイエーなどを吸収して大きくなったよ。

店は商店街のためにあるのではない：

顧客ニーズに合致しない旧態依然とした商店街には存続意義は認めない！必要ならばガチンコで闘うぜ。

小売業には士農工商をひっくり返す気概が必要：

日本の政治・行政は、常に製造業・農業を優先し、小売業は虐げられてきた。小売業が価格主導権を取り戻すためにもトップバリュをつくるぜ。

本業は小売りだ：

レジャー産業や不動産業には手を出さないよ。プロ野球球団も持たないからね。

実印を押すがごとく値段をつけるべき：

値段の上げ下げで顧客と駆け引きしないよ。EDLP（Every day, low price）が理想だね。

・・・

参考文献：

「小売業の繁栄は平和の象徴」岡田卓也（日経文芸文庫　2013)

「岡田卓也の十章」岡田卓也（商業界　2007)

※「タヌキやキツネ～」は雑誌等に登場する有名な文言だが、岡田氏著書の中では確認できず

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