はてなキーワード: 天手力雄とは
土俵に降神する神は、相撲祝詞にあるように、戸隠大神(天手力雄命)、鹿島大神(武甕槌命)、野見宿禰命の男神三神。女神なんていない。
ここに天照大神を入れるという説もあるが、天照大神が女人を嫌うなら、なぜ伊勢神宮は女人禁制になっていないのか。
女性が血を流すから汚れている、という説も馬鹿げている。確かに神道には血を汚れとする考えがあるが、それは経血に限らず、男女全ての血。また特に経血を赤不浄という忌みとして扱うこともあるが、これは経血を流している間だけのことで、それ以外の場合に女性自体を忌みの対象とするものではない。つまり「経血を流すから女性自体が汚れている」などという考え方は神道にはない。そもそも女神を主神とするこの国の神道において、女性を汚れとするような考え方があるはずがない。「女性は汚れている」という考えを神道のせいにするというのは、神道に対して本当に失礼な話だ。そもそも「血は汚れ」とするのであれば、血が流れるほどの激しい取り組みをする相撲自体が汚れた行為ということになる。とんでもない矛盾である。
また、伝統を声高に叫ぶ大相撲だが、かつて伝統であった4つの柱を「テレビ放映で見づらいから」という理由で切り捨ててしまった。この4つの柱は四神を表すものであり、それこそ「神を切り捨てた」行為に他ならない。
また、各場所の初日前日に日本相撲協会の幹部、審判委員の親方などを集めて土俵祭が行われる。内容は土俵の真ん中に日本酒、米、塩などを封じ、相撲の三神(タケミカヅチほか二神)と弊束を7体祭り、立行司が祭主で介添えの行司が清祓の祝詞を奏上し、祭主が神事を行い、方屋開口を軍配団扇を手にして言上する。
で、相撲三神というのは天照大神・住吉大神(住吉三神)・戸隠大神(天手力雄命?)。
タケミカヅチどこいった?
http://www.syounosuke.net/gallery/history/iti14.html
そして「この齋庭に、わが相撲の道の守り神と持齋く戸隠の大神、鹿島の大神、野見宿禰の命たちを、招ぎ奉り坐せ奉りてかしこみ申さく、ちはやふる……(あとは同じ)」
ということにした。
戸隠の大神は、天岩戸をあけたというアメノタヂカラオノミコトであり、鹿島の大神は、国ゆずり相撲でタケミナカタノカミに勝ったタケミカヅチノカミであるから、相勝にも大いに関係があり、もし質問をうけてもこれならだいじょうぶである。
タヂカラオ・タケミカヅチ・野見宿禰の三神ということになるな。
タケミカヅチも入っているしこちらのほうが信憑性がありそうだ。
上にあった「弊束を7体」の説明としても、
土俵中央にあらかじめ、七本の幣を安置。七本のうち正面の三本は造化の三神(天御中主神、高御産巣日神、神産巣日神)。東西の二本ずつは四季の神の意。
ということか。