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2015-01-23

http://anond.hatelabo.jp/20150122105715

そもそも比較するものが間違ってるんだよ。

車を持っている「だけ」で便利になるってことはあり得ない。

車を持って便利になるってのはその社会設備が車を持ってると便利になるように設計されてるからなんだよ。郊外型のショッピングモールとかがその最たるものだね。

全く同じように、車をもたないでも便利に暮らせるってのはその社会設備がそのように設計されてるからだ。緻密な地下鉄ネットワークとかスモールシティとかがそうだ。

車型のライフスタイルは、車型の社会施設地域必要とするし、非車型のライフスタイルはそういう社会施設地域必要とする。

ある地域(例えば田舎)は前者だから、全員から一定の金額を吸い上げて、そういう社会づくりを目指す。この金額っていうのは税金に限らず、例えばモノの価格なんかにも転嫁される。大型ショッピングモール価格には広大な駐車場管理費などが反映されてる(駅前店舗を立てるよりも街道沿いの大きな土地のほうが安いため、転嫁後も安くなるということはあり得るけど、反映されているというのがここでの論旨)。んで、この郊外社会において、車を持たずに生活する人(たとえばショッピングモールの隣に住んでるとか)は、価格面では不必要負担をしていることになる。彼にとっては駐車場は不必要だけど価格考慮してくれない。

単純化すればそれだけなんだ。

自分の住んでいる地域社会において、自分多数派か少数派か?」 これは地域と車属性によって反転する。

自分の住んでる地域社会において多数派は益を受け、少数派は負担をうける」 ってだけ。

いま、日本少子化人口減、人口都市部集中などの「以前とは違うさまざまな波」がきて状況が変わってきている。かつて多数派だったものでも、今後多数派であるとは限らない(移り変わるとしてすでに予告されている)。

「車を持つほうが有利か」「車を持たないほうが有利か」そんな問いの答えも、地域ごとにも違うし、あるひとつ地域にしたって今後10年でガラッと変わる可能性が高い。

車の有無っていうのは皮相でミクロな問いであって、地域デザインが今どうであるのか? 今後どうすべきなのか? ってのが問うべきものだと思う。

 
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