2024-03-03

[] 2024-03-03

私はふと、このようなことを思いました。「自分他者のために何かをできているだろうか」

コスパタイパという言葉がありますが、私は「どうやって楽に、効果的に人のためになれるか」ということを考えてしまうのです。

そしてたどり着いたのは「仕事自分にできる範囲利益を得て、そこから一定の量を慈善団体寄付すれば良い」という考えです。

自分から慈善団体を作るよりも、既存プロフェッショナルお金を投じた方が効果的というわけです。

ただ、この考え方は少し傲慢を生む気もしています

「こういう善をしているから、多少の悪は許される」「私がしている善に比べれば、この程度の悪は大したことがない」といった具合に、善悪貯金感覚で見てしまうのではないかという不安があります

こうなると、生活をする上で身近な善行をする心が荒んでしまうのではないかと思うわけです。

他者尊敬する、弱者を助ける、身近な善を行う。こういう精神性が、「コスパ」「タイパ」という考えに蝕まれているのではないでしょうか。

あるいは期待を超えない無能者を見下す傲慢為政者なども存在するでしょう。行動の「効果」を重視する人は、期待を超えるように言うからです。

EA (effective altruism)については、このようにして功利主義的側面が含まれ可能性があります

経済功利主義精神を蝕む現代でも、惑わされずに、何が善で何が悪であるのかを見極めることが重要でしょう。

過度に相対主義に陥ることも、間違った絶対性を信じることも避けなければなりません。

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