2022-06-19

漫画には一生記憶に残る「コマ」というものがある。(昭和爆走ララバイ詩編

オレっちの場合昭和マンガなのだ……。

 

大人のためのポエム湾岸ミッドナイト」で知られる

楠みちはるの「あいつとララバイ」に「首都高青い鳥編(首都高速のキング編)」がある。

楠みちはる漫画なので例によって公道レースをしてるんだけど(危ないね)、

首都高キングってのはSUZUKIカタナに乗る、誰も正体を知らない謎のバイク乗りなわけなのよ。

その謎の男は首都高を走る馬鹿っ速のライダーで何人も挑戦者が現れるけど誰も勝てない、

で、ついた渾名首都高速のキングってわけ。

そんな首都高キング主人公がいろいろな経緯を重ねながら、

やがて首都高舞台にいったいどちらが速いのか?を争うことになる。

 

その決戦に入る直前になって過去エピソードが挿入されて、

そのバイク乗りキングがなぜ首都高で走るようになったのか?

という悲運の天才レーサーの泣ける身の上話が展開されるわけ。

で、いろいろと過去エピソードが語られていく。

そのクライマックス、とっくの昔にバイクから足を洗ったかと思われていた元レーサーがひょっこり昔の仲間のもとに突然現れて言う。

おやっさん。俺、いまでも走ってますよ」

ってセリフのあとに

 

『……首都高で』

 

ってキャプションとともに見開きページで早朝の首都高が描かれた中に

キングが到来するのを待つ主人公って大ゴマがあるんだ。

これがね、本当にね、最高にすごくいいんだよ。

 

といっても実は、すでにその漫画は手元にない。

少年の頃、何度も何度も読み込んだその漫画だけど実家が取り壊さるときにどこかへ消えてしまった。

から、オレっちは記憶だけを頼りにそのシーンを何度も何度も反芻するわけ。

もちろん今や電子書籍時代からワンクリックでその書籍を買えることは言うまでもない。

から、いつでも読み返すことは出来るんだけど、なんかね、そうしようと思わないんだよね。

今読んでも、多分、すごくいいんだろう、と思うし、死ぬ前にもう一度読もうとは思ってる。

でもね、いまはまだいいかなって思ってる。

自分記憶の中のその一コマ大事にしたいみたいな感じなんだよね。

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