2021-07-28

3番サード雅子(ほぼ長嶋茂雄ポジ

ガチ運動神経じゃん

雅子さんすげえ

■恩師が語る、ソフトボールに励んだ雅子さま

 雅子さまは田園調布雙葉中学校に通っている時、クラスメイトの有志たちと一緒に、ソフトボール部を創設された。雅子さまの打順は3番で、ポジションサード。チームの主力としてレギュラー一角を占めていた。当時のことを伊藤さんはこう振り返る。

雅子さまは運動神経が優れていらっしゃり、強烈な打球が飛んできても、逃げることなキャッチできることからサードに抜擢しました。とても責任感が強く、打撃でもここぞという時の長打力は、チームのポイントゲッターとして期待されていました」

 ところが、メンバーは皆、ソフトボール経験がなく、なかなか技術的に上達せず、最初練習試合は惨憺たる敗戦となってしまった。その悔しさを胸に、雅子さまをはじめメンバーたちは強くなるんだという思いが芽生え、練習にまい進していった。

雅子さまたちのチーム、快進撃が始まる

 そして、雅子さまたちが中学3年生の夏を迎えた時、奇跡のような出来事が起きる。田園調布雙葉は中体連に加盟し、世田谷区大会に出場したのだが、1回戦から優勝候補の強豪校と当たってしまった。

 実力の差はいかんともしがたく、相手ピッチャーの剛速球に手も足も出ず、3回が終わった時点でワンサイドゲーム伊藤さんはコールド負けを覚悟したというが、ここでまさかの展開が待っていた。

 勝ちを確信した相手校が、エースから2番手投手に代えてしまったのだ。これが田園調布雙葉打線とぴったり波長が合ったのか、立て続けにヒットを連発。その時、空がにわかに掻き曇り、あっという間に雨が降って、再びエースが登場。

 しかし、雨でボールが滑ってスピードも出ずコントロールも乱れ、田園調布雙葉はあれよあれよという間に大逆転してしまったのだ。

 その時の様子を伊藤さんは…

最後は、相手チームが打ったボールピッチャーゴロになり、セカンドランナーフォースアウトにしようと、サード雅子さまにボールを投げました。そのウィニングボール雅子さまが見事に受け取られたのです。そこでゲームセットとなり、まるで桶狭間合戦のような大逆転でした」

と、昨日のことのように話してくれた。

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