マスクは,適切に外す必要があるし,再使用する場合でも適切な手順を踏めば効果が期待できる可能性がある.
市販のマスクに感染予防効果が観測されていない,というのは常識になっているものの,その理由についてはあまりはっきりしたことは分かっていない.
なので,ここから書くことは仮説の域を出ない.
マスク着用に感染予防効果が見られない理由としてよく言われるのは,(1)マスクの取り扱いが不適切である,(2)マスクが気になって顔付近を触る回数が増える,(3)飛沫を防いでも着用継続すると蒸発によりウイルスが透過可能になる,といったあたりだと思う.
(2)(3)は,他人の飛沫に触れるおそれがない状況でマスクの着用を継続した場合の感染リスクとなる.一般的な感染症対策においても,防護具は,それが必要な環境を脱したら外す.着用を続ければ汚染された防護具から感染するリスクが増すからだ.
だから,マスクは,たぶん,それが必要な環境を脱した時に外したほうが良い.マスクの保湿効果に期待して着用を継続する場合も,汚染される環境を脱したら,清潔なマスクと交換したほうが良い.2枚用意して交互に消毒すると良いかもしれない.
なお,マスクを外した後に手を洗う.手洗いが先だと,汚染されたマスクで手指が汚染されてしまうからだ.
マスクの再使用について.外すたびに清潔なマスクに交換できれば良いが,そうではない場合は,内側を汚染させないこと,消毒すること.
食事などで一時的にマスクを外す場合は,マスクの内側に触れないように操作し,内側同士を合わせる形で折りたたむ.
ある程度の時間,マスクを外す場合は,前述の(3)のリスクからすれば,消毒をするか,少なくとも乾燥させた後に内から外に送風するほうが良いように思われる.
たぶん,とか,思われる,とか,随分と曖昧な表現が多く見えるかもしれない.
実は衛生操作は頭で考えて構築されたものが多い.たとえば脱ぐ時は手袋・ゴーグル・ガウン・マスクの順だというのも,頭で考えた結果に過ぎない.順番を逆にしたコントロール群を用意するのが難しいからかもしれない.
頭で考えたことは間違う.たとえば一昔前は手術前には手指を洗うのにブラシを使ったが,ブラシが皮膚を傷つけ感染の原因になるということで,今はブラシを使わない.
だから,ここに書いたような内容は,なにか裏付けがあるわけではないし,もし一見して正しそうに見えても正しいとは限らない.
なお,マスク不要論について,今のところ効果があるというデータは無く,他の感染症では効果がないという結果が出ているものの,COVID-19は無症状感染者が多いので無症状者の着用で感染者の着用率が上がり再感染率が下がるかもしれないし,マスクの副作用で感染率が上がるかもしれないし,何ら影響がないかもしれない.
でも増田さんのおちんちんについてるマスクは高須院長でないと外せないんですよね、わかります。
.,が気になるのと 普通に武漢入りしている疫学者が マスクや手袋をするべきって言ってる定期 ニュースや海外の見ようぜ