2019-12-04

おっさんずラブS1が好きだった話。

私はおっさんずラブが好きだ。

S1の途中から視聴して、おっさんずラブ世界が好きになった。六話を見たあとの一週間は生きた心地がしなかったし、最終回春田が牧を追いかけて想いを伝えるシーンは、思わず泣いてしまった。

ドラマが終わり映画が始まれば何度も劇場に足を運んだ。展示会にだって何回も行った。それくらいの熱量で、私はおっさんずラブS1が好きだった。

それからおっさんずラブS2キャストが決まって。たった二人を残して一新されたキャストを見て、初めは私も受け入れられないと思った。どうして牧くんがいないの、というのが一番の感想だったし、今考えてみてもこの公式判断は間違っていると思う。

もう少し期間を置くなり、いっそキャストを全員変えるなり、やり方は幾らでもあったように思う。S1ファンが、S2を見れないというのもよく分かる。実際私も、S2が始まる直前まで視聴を迷っていた。

そうして始まったS21話をおそるおそる見て、案外受け入れられた自分に気づいた。

S1S2春田は、似たようで別人のように感じられたし、なにより成瀬やシノさんといった新たなキャラクター達に魅力的に感じたからだ。

そうして私はS2世界も好きになって、毎話放送を見るのが楽しみになった。

他の人の感想が見たくて、Twitter内で検索をかけたり掲示板を覗くようになった。

そこでは、S1S2視聴率や、グッズの売れ行きを比べて、いかS1が優れていたかを語る人や、キャスト脚本批判をする人が沢山いた。掲示板は、いつでもS1話題で荒れている。

私のようにあっさり受け入れられる人が全てではないだろうし、別に批判すること全てが悪いとは言わない。

けれど、わざわざ楽しんでいる人の目に付くようにタグ付けをしたり、掲示板に乗り込んでまでアンチする必要があるだろうか。

挙句の果てには、S2放送を取りやめろという署名まで目にしてしまった。

これら全てが、S1放送中は仲間だと思っていた人達によって行われていることがショックだった。

こんなことをしているのは一部の過激人達だと思っても、S1ファンに対しての悪印象は拭いきれない。

そうして、段々S1という言葉すら見たくないと感じる自分に気付いた。

私は、S1あんなに好きだったはずなのに。

  • アキバレンジャーの2期みたいなもんだ、あれはつまらなかった。

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