例えば「私、夜は早く寝る人だから」とか言う人。
「人」という単語は、誰かと話しているときに「あの人は確か山形出身だよ」みたいに三人称に使うものだし、
だから「人」という単語を一人称として使うことにものすごい違和感を感じる。
こういう場合の一人称としては「人間」という単語が適当ではなかろうか。
10年くらい前にはこんな使い方をする人は殆どいなかったように思うが、
ここ最近急に増えてきて、私の周りにも5,6人いる。
そんで身内にもいるものだから聞くたびに気になって気になって仕方がない。
あまりにも気になるものだから一度身内に「その使い方はおかしいと思う。」と指摘したことがある。
その時は、「言っている意味がわからない。」と返されてしまった。
ネットを調べてみても、この使い方のおかしさを指摘する人はいない模様である(単に私の探し方が悪いだけかもしれないが)。
日本国中でこの使い方に違和感を覚えるのは私だけなのだろうか。
そう思うとなんだか寂しい。
【備考】町田康の小説「くっすん大黒」にこの使い方をする女(主人公の彼女)が登場するが、
文脈から察するにあえて正しくない使い方の例(言葉は悪いが、あまり教養のない人間が使う語法の例)
として用いているような気がする(少なくとも主人公はこの使い方をしていない。)。
趣味は人間観察です、とか言っちゃうタイプの人が使いそうなイメージ。 自分を客観的に分析してカテゴライズできているのだという自意識を感じる。
漫画のセリフとかなら〇〇な人間って書かれてもふーんで終わるけど、 普通の会話で使ったら堅苦しいからひとってルビを振ってる感じで使うし他人が言っててもそう受け取ってた。
歳だよ
俺、夜は遅くまで寝付けない亜人だから
例でさっそく「〜な人」に当てはまってなくて笑った。
それ数年前に散々ネタにされててもはや誰も言わなくなったやつだよ。「私って●●な人じゃないですかぁ、って言われても知らんわ」って。
好きな人がそれ言ってたら、一気に寝返りそう。 「嫌い」という感情論に「理屈」つけたい感じ。
時々自分のことを「○○さんは」という言い方をする人がいるが(もちろん少々冗談めいた言い方なのだろう)似たような印象を受ける。