ルドルフとイッパイアッテナという児童文学があって、これ出版されたのが1987年なのだ
まずは1987年当時のことを思い出して欲しい。えっ精子にすらなってない?なるほど子供は早く寝ろ。えっ成人してる?嘘だろ
ともあれ地域猫なんて言葉もなく、ネコの権利(!)は今より曖昧で、世間ももうちょっと緩かった時代である
そんな時代に書かれた、ネコの街中冒険ファンタジーを2016年に映画化するとどうなるか
答:ネコの飼い主が糞、地域猫として扱いが不適当、とめっちゃ揉めた
まあそりゃそうである。引っ越しの際にネコを無くす(しかもそのまま)な飼い主とその親、アメリカに行くという理由でネコを置いていく(捨てていく)飼い主、ネコが侵入できる学校、餓死やごみ漁りを描けない都合上不自然に挿入される近所のノラネコ餌付け集団、どれも「現代的」ではない
まあともあれ、Amazon Primeで絶賛配信中である。高評価レビューは軒並み「ネコの飼い主が酷い」で埋まってる。いやでもこれ、いやあ、まあ、そうなんだけどさ…
構造的違和感を排さざるを得ないCGアニメにしてしまったのが敗因だと思う。いまさら朗読劇動画を映画館で流せとは言わないけども
Googleのサジェストも「ルドルフとイッパイアッテナ ひどい」だしな ストーリー改変せず映像化したのが間違いだったのかもしれん、映像化決めた人に時代の流れの変化を読むセンスが...
改変には著作者がウンといわなかったんだろ