「最近やたら日本を持ち上げる番組があって気持ち悪い」とかいう言葉を聞く。
了見の狭い屑だなと思う。
和風総本家は「日本っていいなぁ」というキャッチフレーズこそ挙げているが、それは日本を持ち上げたいという意味ではないように感じる。
日本文化には、無くしてはならない、無くしては惜しい技術がいっぱいある。そういう技術を絶やさないための「日本っていいなぁ」ではないだろうか。
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実は先日、ようやく「高い箒」を買った。
職人さんが作る、本物の箒だ。3万円ぐらいした。
「軽く、箒の先を優しく床に触らせるぐらいで、力を入れずにささっとやって下さい。それだけで、掃除機よりずっと綺麗に掃除が出来ます。」
と言われた。
本当だった。
掃除機の倍ぐらいのホコリが取れる。ウチの掃除機は日立のハイエンド機(8万円ぐらいした)やつなのに。フローリングは目にゴミが詰まっているけれど、それは掃除機では吸い取れないらしい。日本の高い箒はその目の中まで掃除できる。すごい。
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しかし、この箒も暫くしたら、買おうと思っても買えなくなる。
今は元気に箒を作っているが、恐らく今使ってる箒がダメになった頃にはもう買えないだろう。
いつの間にか、日本人は他国の技術を吸収しすぎて、こういった「無くしたら惜しい技術」を平気で捨てようとしている。
若い人は、そもそもそういった技術がある事を知らない。日本の古臭い道具が、未だ科学の最先端より上の性能を持っている事も知らない。
だから「日本っていいなぁ」と言って、それを伝えようとしているのだ。若い人に知ってもらって、買ってもらって、受け継いでもらいたいのだ。
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正直なところ、自分も「和風総本家」を見ていなければ、3万円もする箒を買わなかった。
作るのがどれだけ大変なのか、テレビで工程を1つ1つ丁寧に説明してくれて、その性能の良さを教えてくれたからこそ、買う決断をしたのだ。
こういった「捨てられつつある技術を救う」役割はとても大切だと思う。それを「気持ち悪い」と切って捨てる層はまさしく「屑」だろう。
東日本大震災前から結構あったけどね 鉄腕ダッシュも、和風総本家も、YOUは何しに日本へも、ほこvsたても、震災前からあるでしょ(ほこvsたては消えたけど) 震災後の日本凄ぇーのメジャ...