仕事がいやなのではない。怒られるのが嫌なのだ。隠さずに言えば、今年で48であるし、一課の長ではあるが、毎日怒られる。社外、社内を問わず怒られるのだ。いい年して、とは思わない。年を取れば怒られなくなる時代は終わったように思う。人は一生怒られ続けるのだろうか。多分、これから生きる人たちはそうなるのだろう。団塊の世代はとにかく怒るように思う。団塊の世代の前の世代がとにかく怒ったからだろうとみている。かといって、私は怒らない。怒られるのとおなじくらい怒るのは嫌いだからだ。私は怒って問題が解決した経験がないからだ。
多分、昔はみんなして怒って、そして、問題を解決していたのだろう。怒りが問題解決手法だったのではないだろうか。だから団塊の世代は、いま、社会の主たる構成員でないとしても、とにかく怒るのだろうと思っている。
最近になって、やっとアンガーマネジメントという言葉が使われ始めた。日本語ではないのだから、非常に格好悪く感じる。私は日本以外ではたらいた経験がないのだが、ほかの国で生まれ育った人間は、日本人ほど怒るのだろうか。また、日本人ほど、とにかく体裁もなく、怒りに身を任せるのだろうか。ネットでいろいろ調べてみたのだが、やはり日本人というか、中華文明の影響が強い国の人は怒りっぽいようだ。
とりわけ日本人は怒りっぽいのではないだろうか。「菊と刀」に言う、恥は死とする文化のため、いったん怒ることで恥を避けているのだろうと今は思っている。
自分は温厚だと思っている人でも、十分に怒ってばかりなので、基本的に自分は短気で怒りっぽくって、プライドが高くて度し難いと思って生きている。でも、怒られるのは嫌だし、仕事は怒りの交換ばかりなので、本当に嫌だ。
年をとっても偉くなっても怒られるのか 会社行くのがめんどくさくなった それにしてもアンガーマネジメントという言葉をはじめて知った
アメリカ人が一番怒りっぽいイメージがある