2016-09-08

虚淵玄NEW GAME!

ねねっち「やめて、あおっち! 過労死なんて、あおっちだって嫌だったはずだよ! お願い、家に帰って!」

りん「仕方がないことよ。すべて彼女が選んだことだから。でも、あなたなら彼女運命を変えられる。弊社と契約してPGになってよ!」

眠りから目覚めるねねっち。

ねねっち「ん? なんだ、夢か……」

今日意気揚々イーグルジャンプデバック仕事をしに出社するねねっち。

阿波根「桜さん、実は……」

失踪した従業員(はじめ)の代わりに、モーション班に入ってほしいと頼まれるねねっち。

ねねっち「でもあたし、ただのゲームユーザーで、プログラミングなんかしたことないし……」

阿波根「大丈夫。手が動かせればいいわ」

まるで座っているだけでいいエヴァパイロットみたいな扱いを受け当惑するねねっち。

本当は断りたいが、ボサボサ頭の青葉が視界の片隅に入り、言葉を飲んでしまう。

ねねっち「あおっち、そんな働き方ないよ…… 氏なないなんて嘘だよ。見ているだけで氏にそうだもん……」

青葉「ねねっちに何が分かるっていうの? ゲームを作る、私はただそれだけの存在なの」

瞳のハイライトが消えた青葉が答える。

ひふみん「青葉ちゃんの……ためなら……」

本来なら青葉がやるべきキャラデザ仕事をするひふみん。うっかり青葉×ひふみんルートに入ってしまい引っ込みがつかなくなったのだろう。二十分おきに青葉のクマさん寝袋を抱きしめながら号泣している。

ゆん「こんなの絶対おかしいやん」

ダイエット労災)に成功したゆんが誰に言うわけでもなく独りごちる。

コウ「よく目に焼き付けておくことね。これがあなたの憧れていた仕事よ」

コウの言葉にねねっちは頭を振る。

ねねっち「あおっちゴメンね。私、大卒になる」

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