奥さんと二人、うっかり昼飯を食べそびれてもう午後5時になってて、もはや夕飯の時間帯だったのだけれど、夕飯は別の所を予定していたので、とりあえずつなぎでなにか食べようかと思い、せっかく石川県に来たので8番らーめんに行こうとなった。8番らーめんにはほとんど予備知識がなくて、メニューがリンガーハット北陸版という知識ぐらいしかなかった。でも、ラーメン屋だし、国道沿いにある流行っているチェーン店なのだから「早い・安い・うまい」は確保されているだろうと思っていた。
そしたら、まず店に入ると「名前を書いてお待ちください。」とのこと。この時点で気づくべきだったが、あまりに腹が減っていたので、気にせず名前を書いて待つことに。
すぐに呼ばれて席についたまでは良かったのだが、隣の席が子連れで、しかも下の子がギャン泣きするわ、席をガンガン蹴るわ。親も親で「うるさいな」と言うものの、別に注意するわけではなく、単に感想を述べるような「うるさいな。」で、特に止むこともなかった。
さて、テーブルが10、カウンターが15あるのにホールスタッフが3人しかおらず、店の規模の割にホールスタッフが少ないなあ、と思いながら、野菜らーめん味噌と餃子を頼むと、5分後にまず伝票が出された。ラーメンでも餃子でもなく、伝票が最初に運ばれてきた。その後ラーメンがいつまでたっても出てこない。明らかにスタッフの数で回ってないんだなと思いつつ、ラーメン屋は席につくまでは時間が掛かるが、席につくとほぼ同時に着丼するものだと思い込んでいるので、待てど暮らせどこないのにイライラ、伝票がすでに運ばれているので、支払いだけして出たらどうなるだろうかと、散々話しをして結局着丼は30分後。着席から着丼まで30分かかったラーメン屋はもちろん初体験。
味は空腹を重ね過ぎて不味くはなくともよくわからず、その間も子供のギャン泣きは断続的に続いていたので、むしろこんな時間にクイックを求めて8番らーめんに来た僕らにこそ非があるべきだなと反省。思えば最初に名前を書かせて待たせたところから気づくべきだった。これはラーメン屋ではなくファミレスだったと。
だからといって、8番らーめんはもう行かないとか言うつもりはないのだけれど、少なくとも都会の「ラーメン屋」ではないのだな、深く気付かされた次第。