2015-10-04

わたしのどこが好き、と聞いてみた話

いい年をしてはじめておつきあいした男性は、少し変わった性格をしている。

こんなこと聞く人間にはなりたくなかった、こういうことは、代替不能なものとして言語化されないほうがベターなんじゃないかと思いながら、

一度「わたしのどういうとこが好きなの」と聞いたら、「話のレベルが合うところ」という答えがかえってきた。

聞かれなかったけれども、わたしは、相手のどこが好きかよくわからない、でもなんとなく好きだと思っている。

確かに、年金制度国際秩序いかにあるべきかとか、好きな仏像だとか、たまに呆れつつそんな話題で普段しゃべっているけど、めちゃくちゃ一般的というわけではないだろうもんな。ちなみに政治的意見全然合わないので、ここまでくると人生観の違いだろうから先は怖いな、とも思っている。

それじゃあ、話のレベルが合うところが好きだというなら、どうしてその相手と付き合って、あげくセックスする必然性があるんだろう、どういうロジックでそうなるんだろう、というのがいまいちからない。別に嫌じゃない、私にだって性欲はあるし、雰囲気に乗ってべたべたしてしまうこともあるから理由ロジックを求めるなんて結局は無意味ことなんだろうとは思う。

しかしたらわたしは、相手にも、よくわからないけど好きだ、と言ってほしかったのかもしれない。あるいはそれと同じくらい何かすとんとくる理由を。

結局私だって性欲とノリで動いているし、相手もそうなんだろうとわかっているけど、いまいち自分のなかでは割り切れずにこじらせているという話。

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