■http://anond.hatelabo.jp/20150824201952

信者なのでかなり偏ってると思う。話半分に聞いてくれ。

デレマスのアニメ（以下デレアニ）は1期・2期通してキャラクターを血の通った人間にどれだけ近づけるかを目標にしているように思う。

アイマスというコンテンツ自体にキャラクターをただのキャラクターに留めるを良しとしない風潮があるものの、デレアニはそれが顕著だ(*1)。

例えば1期6話。未央にヘイトが集まるほどの衝撃の展開だった。

ただ、あの時の未央は間違いなく15歳の幼さがあった。

これはゲームにおける、歌もダンスもそつなくこなし頭もそこそこ良い、といった超人然とした未央にはなかった人間性だ。

それを中空から持ってきてくっつけるんじゃなくて、未央なら、と納得出来る人間性であり、それを支持するシナリオ・描写を行ってる。

他のキャラだってそうだ。程度の差こそあれ皆がパーツの寄せ集めとしてのキャラクターではなく、一個人として存在している。

それを圧倒的な情報密度(*2)で描いているのが見ていて非常に面白い。

2期では常務が出てきて状況が大きく変わったがやってることは変わらない。

状況が暗くなったために癒やしを求めに来た人や、物語の大きな流れ自体はさして進んでないため派手なストーリーを楽しみたい人には向かないだろう。

とはいえ、卯月が明らかに爆弾を抱えていたり、凛や常務にも意味深な描写があったりと今後の展開に対する訴求力自体は十分にあるのではないか。

おそらくこれからもアイドルが血を流しながら成長していく姿を描いてくれるはずだ。

俺はそれが楽しみで仕方ない。

(*1) アイマスシリーズの中でも記号的に大量のキャラを生み出してきたデレマスでこれをやっているというのは興味深い。

(*2) 2期からの複数のキャラクターがパラレルに動きながら互いに干渉し合い成長していくシナリオのそれは若干狂気じみてるように思う。

Permalink | 記事への反応(1) | 07:51

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