2015-07-02

まだ死んでほしくない

実家帰省するたびに、父親のパーキンソン病悪化している

白内障も併発しているからだろうが、暗くなってからの運転でカーブの曲がり方など、

昔はあんなにスムーズだったのに今では大きくブレてしまうようになったし、

なかなか車線の真ん中に戻れなくなった。車の少ない時間帯だから良いものの、

次の免許更新はもう無理かもしれないと思っている

すくなくとも数年前はまだそこまでではなかったのに

 

話していることも、忘れやすくなった。もともと話を半分しか聞いていない人だったが

今では前の日に言ったこともよく覚えておらず、母親がよく愚痴っている

明日には帰ると私が言っておいても、次の日にはいつ帰るんだったっけ?と聞いてくる

私は言わないが、母親はそういうことになるとお父さんまた忘れてる、と本人に言ってしまうので

私のいない間おそらく毎日のようにずけずけ言われているのだろうと思うと可哀想にも思うが

そういう人の相手を24時間している母親気持ちも分かってやらないといけない

 

まだ、65歳にもなっていない。そして私も、まだ就職もしていない。

幼い頃、よくある話のように私が就職して初任給プレゼントをして、私がいずれ結婚するまで

両親が元気なことは当たり前なのだと思っていたし、すくなくとも高校まではそれを信じていた

いまでは、就職したところで父親がそれを理解できなくなるかもしれないという恐れのほうが強い

手が震えて食べ物をこぼしやすくなったので、今年から前掛けをつけて食事をするようになったのだが

こうなるともはや旅行どころか外食すら、お金を出して行かせてあげるということもできない

(なによりそういうことを本人が一番嫌がって出かけたがらない)

 

親孝行らしいことなどできないままに、ただ弱っていく父親を見ているのはつらい。

私自身はあまり長生きすることに頓着がなく、むしろ30ぐらいでさっくり人生が終わって欲しいのだが

両親には一日でも長生きして欲しいと思っている。自分寿命を半分にして渡せたらいいのに

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