■http://anond.hatelabo.jp/20150610162205

神の意志であったなら、最初から手術の結果はきまっていたのだから、医師の努力は必要なかったはずだ。

君は、自分が医者の努力とは無関係に生き延びたと考えるのか？違うだろう。自分は医者の努力のおかげで生き延びたと考えているはずだ。その点は（一般的な）キリスト教徒も同じだ。君と意見が一致しているのに、なぜ文句を付けるのか。

キリスト教徒は（一般的には）これに加えて、君が生き延びたことは神の思し召しでもあると考えるのだ。君が矛盾を感じるのは勝手だが、キリスト教徒は神が

• 障害を持って産まれたこの子は、手術の有無に関わらず死なせる
• 障害を持って産まれたこの子は、手術の有無に関わらず生き延びさせる

の２択の意思しか持たない、とは考えていないのだ。

じゃあ、どう考えるかというと「神の意思ははかり難いが、生き延びたということは、それは神の意思に合っていたということだろう」そして、「ならば神の思し召しにより生き延びたことに感謝しよう」くらいなところだ。それ以上のことを、障害を持って産まれた子が危険な手術を乗り越えて生き延びたことから推し量ることは無理だろう。

罪かどうかは、本人の認識によって決まるのか？本人が罪が何かを知らなければ、罪から逃れられるのか？

少なくとも、赤子には理性はなく、善悪の区別もつかないのだから、罪を犯すことはできない。

赤子にも原罪はあるが、原罪はまた別の話だ。

原罪と同じく他の罪でも、本人の理性や善悪の判断能力は関係ないと考えるべきだ、というのは君の勝手な理解であって、キリスト教とは関係ない（少なくともカトリックとは）。

「私には産まれながらに余分に罪が与えられているかもしれない」と考える事は、キリスト教的には全く当然の事ではないのか？

原罪は人によって大小の違いがあって、障害を持って産まれた自分には大きめの原罪が与えられていると考えるべきだ、ということだろうか？

キリスト教徒（少なくともカトリックは）はそう考えてないし、「お前ら、俺が余分な罪を与えられてると信じろ」と君が押し付けるのは余計なお世話だ。

そもそも、君は原罪を信じていないのに、なぜ自分の原罪の大小を気にするのだろうか？

Permalink | 記事への反応(1) | 17:37

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