2011-05-17

さよなら東京証券取引所

これまで、資産の半分以上を円資産で持っていたが、海外に移すことを決めました

市場の大きさとか成長性という問題ではなく、日本には金融市場存在しない、という判断によるものです

先日、東京電力損害賠償と、政府の支援に関する発表がありました

東京電力の株、債券保護され、金融機関には債権の放棄を要請する、ということのようです

乱暴な言い方をすれば、東京電力にとって株式債権融資も、結局は同じ「借金です

からこそ、返済の優先順位が明確に定められており、そのリスクに応じたメリット(利子)の差が出るわけです

これが資本主義ルールです。そのルールを無視して、真っ先に融資価値を0にせよ、と。

かに電力株、電力債は、多くの企業年金にも組み込まれているでしょうし、ひょっとしたら老人保有率(そんな指標があるのでしょうか?)が高い金融商品なのかもしれません。東電破綻となれば、国民生活に多大な影響が出るかもしれません(個人的には出ないと思いますが)。でもそんなことは関係ないのです

金融商品というのは、あらかじめ定められたルールに則ってリスクとリターンの波に乗るゲームです

決められた手続きに従ってルールを変えるならそれもいいでしょう。プレイヤーはその影響を反映して、ゲームを続けます。それを「要請」という誰も責任を取らない形で事後的にルールを変えようとする政府、それを批判できないマスコミ、最大のプレイヤーでありながら、そのおかしさを指摘しないどころか、受け入れかねない金融機関

日本には金融市場存在しない、と判断しました

生活に必要な分は除いて、資産海外に移し、生活の基盤も海外に移すよう検討を始めます

さようなら東京証券取引所。長いことお世話になりました

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