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はてなキーワード: 天道とは

2024-05-18

人生は運

人生はほぼ運で決まる

兄弟が2人いるが、1人は病気を苦にして自殺した。もう1人はニートだ。

俺だけが社会とうまくやっていて、年収1,000万程度で多くはないが、子供もいて幸せだ。

兄弟で何が違ったのか。30数年前は仲良く皆でファミコンをやっていたのに。

俺だけ運がよかった。遺伝子をある程度共有していても、生まれつきで個体差がだいぶあるのだろう。また、教師や友人、周りの人達に恵まれたのも大きいと思う。自分がした努力などたかが知れている。全ては運だ。今日もお天道様に嫌われないように誠実に生きよう。

2024-05-13

帰田賦

漢 張衡

歸田賦

平子

遊都邑以永久

無明畧以佐時

徒臨川以羡魚

俟河淸乎未期

感蔡子之慷慨

從唐生以決疑

天道之微昧

追漁父以同嬉

超埃塵以遐逝

與世事乎長辭

於是仲春令月

時和氣淸

原隰鬱茂

百草滋榮

王睢鼓翼

倉庚哀鳴

交頸頡頏

關關嚶嚶

於焉逍遥

聊以娛情

爾乃龍吟方澤

虎嘯山丘

仰飛繊繳

俯釣長流

觸矢而斃

貪餌呑鉤

落雲間之逸禽

懸淵沈之魦鰡

于時曜靈俄景

以繼望舒

極盤遊之至樂

雖日夕而忘劬

感老氏之遺誡

將廻駕乎蓬蘆

彈五絃之玅指

詠周

孔之圖書

揮翰墨以奮藻

三皇之軌模

苟縱心於域外

安知榮辱之所如

2024-05-03

anond:20240503201904

お前が白日の下を歩く事そのものが許されてはいけない

天道様は見ている

お前は罪人だ

人をたくさん自殺させた、追い詰めてきたんだ

殺人鬼

殺人鬼

殺人鬼

殺人鬼

殺人鬼

お前は悪人殺人鬼

2024-04-26

anond:20240426143618

逃げるなよ誹謗中傷野郎

逃げるなよ誹謗中傷野郎

お前は人に死ねと言った

お前は人に「お前が死んでも誰も困らない」と言った

お前は卑怯にも消して逃げる宣言をした

天道様は見ているぞ

お前の悪事を見ているぞ

お前の下劣を見ているぞ

お前は悪だ

2024-04-25

空白12職歴無し35歳Wワークワイ今日新聞配達終わりッッッ

昨日は雨だったが最後今日は晴れていたしほぼ満月

実に良いタイミング新人も来てくれたし定着しそうな雰囲気

まるでお天道様が祝福してくれているようだ

いうてWワーク用の午後の仕事は見つかってないんだけどなーーーーーーーッハッハァ

ま、午後は何かしら運動しよう、散歩してもいいしな

着実に進むぞい!

2024-04-18

はいみんな集合

はてな村って1000人しかいないよな?どんな初速でバズっても1000users前後で止まるし。

https://anond.hatelabo.jp/20240418102229

なあ俺達ってたった1000人でコチャコチャわけわからんスノッブかつノンストップな駄弁を繰り広げてんのかいイカレすぎじゃないか

手を止めた方が良いし、手のひらいっぱいの野菜を食べたり、お天道様が見てる内に外に出て運動をしたり、瞑想しながら午睡したり、した方がいいんじゃないか?俺達はイカれた1000人なのか?

長文でもブクマが付くのは文章いっぱい読めて偉いんだけど、おまえら「あとでよむ」し過ぎじゃないスカね?

2024-02-28

資本主義個人主義肥大化しすぎて道徳公共心が飲み込まれている

今の日本の全体として。宗教の力も共同体としての力もどんどん薄まって、

「お天道様が見てる」とか「ご先祖様に顔向けできない」みたいな感覚もかなり機能しなくなってきた。

からモラルマナーを守るのも、「社会秩序を守るのが結局自分にとって得だから」みたいな、

利益を中心とした思考回路にならざるを得ない。

自分自身、かなりの部分そういう思考で生きてきたが、子ども教育していてそれでいいのか?と思えてきた。

最近知恵が付いてきたのか「で、それをして俺に何の得があるの?」みたいに言われたりして、

こういう時に「損得とかじゃなくて人としてそうすべきなんだ」みたいな言い方しても全然響かない。

仕方なく損得論で話しても、「でも、それだとリターンに対してコストが見合わなくない?」とか言われたりして。

ひろゆきのクソに影響されてるのか知らんが、生意気にも論破しようとしてきやがる。

結局、「人生経験の足りないお前ごときがリターンとコストを正確に見積もれると思うな」と一喝して黙らせたのだが、

事の発端がなんなのかっていうと、「ご近所さんちゃん挨拶しろ」って話なんだよね。

こんなことで、防犯上のメリットとか、ご近所トラブルリスク回避とか、自分で言っててそういう問題か?って思ったんだよな。

やっぱモラルとして挨拶しろ、でいいような気もするが…でも実際子が言ってることも分からんでもないんだけど。

自分子どもの頃、親父に理論的に説明されずに頭ごなしに叱られて腹立ったことも何度もあるし。

うーん、難しい。

2024-02-18

anond:20240216114100

俺を見たやつ全員抱く

男も女も関係ねえ

天道様は俺を見てる

神を抱く

マリア様も抱く

家政婦も抱く

2024-02-13

太平洋戦争終結安倍晋三暗殺まで80年弱もの長きにわたって

「お天道様は見ているんだから権力者は一線越えてはいけない」



的な教訓やメカニズム通用しなかったの絶望だわ。



そのあいだ、岸信介とか吉田茂とか白洲次郎とか池田勇人みたいなのが偉人にされてるし。

2024-02-07

大塩平八郎檄文が令和6年と見紛うような内容

現世の天下の民が困窮しているようでは、この国は滅びてしまう。政治を担うには相応しい器ではない小人どもに国を治めさせておけば、災害が次々と生じてしまうと、昔の聖人は、後世の人々に強く言い残している。

徳川家康公も「善い政治とは、身寄りもない人たちに対して、もっとも深い哀れみを掛けてあげることだ」と言われた。

ところがどうか?

これまでの240~50年もの間、戦乱はなかった。しかし、社会上層部の者たちは、贅沢の限りを尽くすようになってしまった。

大事政策を担う役人たちは、公然賄賂を贈ったり、賄賂を受け取ったりしている。

そのくせ、自分たち支配している民、百姓たちからは、重い税を取り立てている。

ただでさえ、重い年貢賦役に苦しんできた多くの人々は、このような無体な強要に追いまくられ、出費がかさみ、貧困に苦しめられるようになってしまった。

民の恨みに呼応して、天も怒っている。

近年、地震火災、山崩れ、洪水等々の自然災害が頻発するようになった。

そして、ついに、食糧危機までもが発生してしまった。 これぞ、天が下している深い戒めである

ところが、上層部は、この天の戒めの意味に気付いていない。器が小さく奸計ばかりをめぐらす輩たちが政治を牛耳っている。

下々の民を彼らは悩ませ、米や金銭を取り立てることばかりに熱中している。

目の前で起こっている天災天罰を見ても畏れ入ることもなく、餓死寸前の貧民や乞食を救おうともせず、山海の珍味を食し、妾宅に入り浸たり、揚屋茶屋に高位の武家の家来たちを招待して、高価な酒を湯水のごとく飲んでいる。

多くの人々が難渋しているのに、絹の着物を着て、芝居の役者や芸子たちを引き連れて、世の中が平穏であるかのように、つまり危機状態にあることを知らぬげに、歓楽にふけっている。

なんたることか。

これでは、昔、紂王が連夜、酒宴を催していたという故事のものではないか


いま、奉行役人たちが緊急に取り組まなくてはならない事態は、自分たちならできる政治力でもって、これら不届きな輩を取締り、下々の庶民を救うべきではないのか。

彼らは、それができなくて、堂島での相場にのめり込み、録をかすめ取ることばかりしている。

このような役人商人たちの所業は、天道聖人の御心に叶うはずはなく、天は、許してくれないだろう。

いままで、じっと我慢していた私たちは、もはや我慢することに耐えられなくなった。

私たちには、湯王や武王の威勢はなく、孔孟の人徳もないが、天下のために、親類縁者に被害が及ぶことも厭わず、この度、有志で話し合って蜂起した。  

まず、下々の庶民を苦しめてきた役人たちを討つ。

さらに驕り高ぶってきた大坂金持ちたちをも討つ。

そして、彼らが隠し持っている金銀銅貨、あちこち蔵屋敷に保管されている扶持米を運び出して、人々に配る。

上記のカネや米、つまり、驕れる者たちが無用に貯め込んでいるモノを分配することによって、当面の飢饉の難儀を救いたい。

闘う力のある人たちには、一緒に無法者たちの征伐に参加していただきたい。

2024-02-01

anond:20240201181737

偉い人いわく、170cm以下の男には人権がないらしいので、逆説的に171cmの増田にはお天道様の下を歩く権利があると言える。コングラッチュレーション…ッ!コングラッチュレーション…ッ!

2024-01-30

睡眠障害に陥り昼間に居眠りし怒りを発散するためにエレベーターの壁を何度も蹴りつけたりした私がゴミ人間であることはわかりますが、

私をかようなゴミ人間に追い込んだ人間たちが無罪放免大手を振ってお天道様の下を歩いておられることは許されるのでしょうか

2023-12-27

「悪いことだから止めようよ」が通用しない現代

昔話のやられたらやり返す話とか普通に今の時代だと犯罪だし、『悪いことをすれば悪いことが返ってくる因果応報』みたいなお天道様が見てる理論はもう通用しないかもですねえ。

「悪いことだから止めようよ」が通用しなけりゃ人が死ななけりゃ何でもオッケーみたいな世の中になるのは当然よなあ。

2023-12-26

anond:20231224205347

んー 多分この手の主張をする方には何を話してもきっと心底納得はできないだろうし、そもそもこういう考え方の方はそれでいいというか、他の意見必要が無いと思う。

その上で話すとするなら、もう「宗教必要な人もいる」としか言えないんだよなぁこれ。

宗教って人の心の弱いところを補うもんだから基本的絶対なくならないもんなんだよね。

友達家族が、摂食障害患っててさ。病院やらだけじゃ治らなかったんだけど、ある時とある宗教の考え方がその人にぴたっとはまったらしくて「私がずっと考えてたことがここにある」って思っちゃったのよね。

そして、それから以前よりは元気になったのよ。その宗教の集まりのなかでスピーチするのが夢になったり。

健康な人からみると「うわぁ」って思うかもしれないけど、その人にとっては救いになったのよね。

もちろん「宗教じゃなく他にも方法はあった」っていう人もいるだろうけど、けどそうやって宗教に何かが救われる人がいるのも確かで、なので「必要な人もいる」としか言えん。

あと、信じていようがいまいが、神頼みした経験ある人は一杯いるだろうし、何か悪い行いが頭をよぎっても「お天道様は見てる」って風に、悪いことをする自分の行いが何かにばれているんじゃないかって思えて踏みとどまる人もいる。(バチが当たるとかはよく言うよね)

そういう風に、無宗教と思ってても、根っこには染み込んでいるものもあったりして、そういうものに救われる人もいる。

そういう意味でも、宗教ってのはなかなか切っては話せないものなんだと思うよ。人間にとって、ね。

2023-12-25

天道虫」って書くとかっこいいな

神に仕えし一族じゃん

宗教はどうでもいいが、とりあえず神なりお天道様なりを信じておいて、意識的善行を重ねることにデメリットはない

仮に人間は死後99.999%の確率で無に還るとしても、死後の世界証明が出来ない以上、残りの0.001%の中には天国なり地獄なりが含まれている可能性はある。

それならば保険として、とりあえず脳死NISAオルカンぶっぱよろしく、神でも仏陀でもなんでもそれっぽいもの存在を心の片隅にでも認めておいて、善行らしきものを細々と積み立てていくことにデメリット存在しない。

別に毎週末教会に通う必要もなければ、よくわからん経を読み上げたり、神のために聖戦に参加することもない。ただ、日常生活に影響しない程度に、自分にとって都合のいい神を信じておけばいい。

どの神が本物で当たりなのかは知らないが、もしかしたら古今東西世界中すべてのあらゆる教えが実はたった一つの存在を指していた可能だってなくはないわけで、どいつを選んでもどうせ大して天国行きの確率は変わらない。

しかし、人類史上どの文明においても、悪魔崇拝を除いては、「善行を成すことで地獄に行く」というパターンに納得のいく理屈を与えられていない以上、0.001%以下のほぼ存在しない確率であっても、それにベットしておくことにデメリットはないのだ。

宗教はどうでもいい。死後に天国がないという悪魔の証明が成立しない限りにおいては、己の望む天国行きのチケットを手に入れるために、己が信じる善行を成せばいいだけ。

ある程度の方針が欲しいなら、適当な神を適当に信じて適当にやっとけ。バラエティには事欠かんぞ。

https://anond.hatelabo.jp/20231224205347

2023-11-22

anond:20231122195440

世間様お天道様という概念は、そもそも戦争に都合のいい兵士を作るためのカルト教育なんだけどまだ信じてる戦時カルトいるんか

天皇に刃向かわずお国のために尽くす、そういう奴を作るために江戸末期から意図して作られた教育じゃん

国民自己権利に気付かせない、そのための要素が色々と埋め込まれてる害悪

さすがヒトラーポルポトヒロヒトを崇める国やな

2023-11-04

anond:20231103201029

江戸っ子なら

 「べら棒奴、そんなもんが”かるぼなーら”になるってんなら、山芋が海に逃げて鰻にならぁ、お天道様が西から上って東に沈むってんだ。馬鹿言っちゃいけねえ。」

とでも言ったろうし、現代でも大阪人なら

 「は? か、かるぼなーらって、あの、昔夜店でぷー…ってふくらまして売ってた…」「いや、それカルメ焼きw」(と無理矢理なボケツッコミで流すことで壊れかけた場の雰囲気を繕うとともに、下手なギャグで話を逸らすことで「お前の言ったことはこれくらい意味が分からない、下手なギャグ以下の寒い話」ということを暗に話者に伝えようとする。)

とでも対応し、京都人なら

 「まあ、外国の人は面白いこと言わはりますこと(コロコロ

笑顔で切って捨てて終わり、みたいな感じだろう。いずれにせよ、これらのような高度に磨き上げられた言語体系には、こういった状況を滑らかに回す知恵が組み込まれているものだけれど、残念ながら現代共通語はまだそこまで至っていないというのが実際のところだと思う。個人的には、せっかくのこれらの言語資産活用して現代語にはもう少し頑張ってもらいたいと思うところなのだが。

2023-10-28

anond:20231028205123

たとえ貧しくても心まで貧しくなるな

天道様に顔向けできないようなことはするな

それが父の教えだから

2023-10-26

かっこいい

天道ここにあり」

「泡沫となるがいい」

「風の行く先よ」

「これこそが知恵の殿堂

2023-10-18

anond:20231017192823

人生選択連続だね…

向き合う勇気、抱える覚悟


心無い、誰かを傷つける意思を持ったトラバ

それを言わずはいられなかったアカウント主(達)の心中自分には想像もつかない。何かを抱えてるんだろう。

ただ、お天道様は見てるよ…

☀(自身だったりサーバーログだったり)

2023-10-17

生活保護受給したアスペの行く末

 元生活保護受給者アスペと鬱で精神2→3級だが、少し前に、ようやく社会人(正職員待遇)ができるところまで戻ってこれた。

 社会人といっても某飲食の一兵隊なので、世間一般でいえば「負け組」とか「底辺社畜」の類だと思う。

 そして生活保護をそれより上だの下だの、そういう序列をつけて優越に浸りたいというわけでもない。生活保護には大変お世話になり、このセーフティネットがなければI was gone.しているか、生きていても反社勢力捨て駒か何かになっていたかもしれない。雨風が凌げる快適な部屋で、布団にくるまって眠れて、贅沢しなければ日に三度の食事に困らず、人の道を誤らないように暮らせたのだから福祉事務所の方角に足を向けて眠れない。

 脱線した。生活保護申請に至った経緯から書きたい。

 といっても別に変わった経緯でもないと思う。地元公立小・中・高を経て地元宿泊業を営む会社に入りホテルマンとして働き始めたのだが、不規則勤務・薄給に加えてお局の係長からパワハラにより精神崩壊して退職精神2級判定、実家に帰る、雇用保険失業給付が尽きる、実家から出される、保護開始……こういう順序だったと思う。

 実家での待遇は良くなかった。特に兄が酷かった。両親も最初の頃は同情的だったもの長男(兄)の機嫌を損ねるわけにもいかなかったのだろう、次第に冷たくなり、雇用保険給付が尽きるときに30万円を渡され、今のていたらくで盆と正月以外は実家に近寄るなという旨のことを宣告された。田舎だけに周囲の目もあるし、やむを得ない措置だと思うし、今更それを遺恨に思ってもいないし、ここでズルズル寄生許可されていたら今頃は立派なニートのできあがりだったことと思う。もっともそのときは、ああもうこれは死刑宣告だなと目の前が真っ暗にはなったが。

 とはいえそう簡単自殺できるなら何も苦労はない。役場障害福祉課(精神障害者の手帳の件でお世話になっていた)に話をしたところ、ありがたいことにこんな穀潰しに親身になってくれ、提案をもらえた。

 ひとつは「障がい者グループホームに入居して集団生活を送る」こと、もうひとつは「手持ちのお金でとりあえず単身向けの安い賃貸契約して住む」ことだった。いずれにしても精神2級の状態で今後の生活にかかるすべての経費をまかなうことは不可能だろうから生活保護申請は前提と言われた。一刻も早く家族(特に兄)から攻撃から解放されたかったので、障害程度区分(介護保険でいう要介護1~5みたいなの)を取ったりするために必要になる時間も惜しみたくて1Kの賃貸アパート契約してそこに引っ越すことにした。引っ越すといっても冷蔵庫洗濯機家族共用なので家電量販店で買ってアパートに届けてもらうことにし、段ボール箱5つ分くらいの荷物を自室から原付のリアキャリアに縛ったりステップに置いて運ぶだけだから引越し自体もあっけなく終わった。父のワゴン車に積んで運べば1回で済んだだろうけれど、その迷惑をかけるのも躊躇ったのは覚えている。

 生活保護で月に支給される額はおおよそ12万円程度。障害基礎年金は無事3級が出たが、年金収入として申告し、その分減額される(生活保護年金になるわけではなく、他の生活保護受給者と同じ金額生活をすることになる)システムなので、年金が出たからといって裕福になるわけではないことを知ったが、とりあえずこれで、贅沢しなければ衣食住が許されるくらいのベースができた。原付(125以下)が、「事故を起こしたときちゃん賠償できるように任意保険にも加入すること」を前提に保有運転してもいいといわれたのは助かった。

『働かずに食う飯』が美味いかどうか……。考え方に個人差はあると思うが、私にとっては何を食べてもあまり味がわからなかった。保護支給日に、月に1回くらい口の栄養をと思って高い外食(といってもファミレスとか回転寿司くらいだが)をしても、味に感動するようなことはなかった。むしろ高い飯を食べると罪悪感が強かったようにすら思う。

 刷り込みとか色々あるかもしれないが、とにかく、『今この時点において、自分より無価値人間はいない』ということを感じていた。卑屈になりすぎていたのかもしれないけれど、今の自分が生み出せるものといえば二酸化炭素排泄物しかないわけだからテレビを持っていなかったのでもっぱらラジオだったのだけれど、野球中継を聴いて贔屓のチームの選手が拙いプレーをして点を取られたときにも、自分とき選手叱咤できる立場じゃない、となって、野球中継さえまともに楽しめなかったくらいになった。

 鬱もなかなかその頃は酷く、家事は勿論のことながら入浴すら自発的にできなかったので障害福祉サービスで週3回ヘルパーさんが来てくれるようになり、相談支援専門員さんがついてくれることになった。モニタリングという定期的な面談ときに「ラジオ野球聴くのすら申し訳ない」というようなことを話すと、就労継続支援B型という作業所を紹介してくれた。見学に行ったところは障害の程度や意欲に応じて、ほとんど遊んでいるに等しいレクリエーションのようなことから集合住宅公共施設などの清掃まで幅広くやっていたところで、「ちゃんとできるかどうかわからないが、清掃作業をさせてもらえるなら」という条件で通所し始めた。週1日・午後のみから始めて、少しずつ増やして週4・午前午後になり、報酬として工賃を2万円くらいいただけるようになった。まったくの無価値ではなく、月2万円だが自分にそれだけの価値を認められたことが嬉しかった。もちろん収入なので生活保護支給額は減るのだが、勤労による収入場合は控除が認められて、2万円工賃をもらえれば月に1.5万円くらいは実質的自由になるお金が増えた。この頃には、「月1回くらいは口に栄養しても」の罪悪感も少し薄れ、熱々のハンバーグがとても美味しかった。

 ……とここで、レジ会計をするときに壁に貼ってあったポスターを見て、「アルバイト募集されているんですね。未経験歓迎とありますけど僕みたいなのでもいいんですかね?」などという畏れ多いなんてレベルを超越した暴言を吐いてしまったのだ。

 レジカウンターを挟んで二言三言のあとバックヤードに連れて行かれ、店長がいる時間帯に履歴書を持って面接に来てくれという話になってしまい、そこから何をどうしたかよく覚えていない。作業所までそう離れていなかったので、まずは作業所に駆け戻ったのだけは覚えている。

 後日、作業所管理者さん同行で面接になった。店長施設長が最初に長く話し、最後の方で何か言いたいことはと問われたときに、施設長が言わなかったこと(生活保護受給中とかただの精神2級ではなくアスペルガー症候群もあること)を言った。施設長がいい顔をしていなかった。ここで仮に採用に繋がれば作業所の実績に繋がる大事なところなので、その足引っ張りになることをされたら困るというのが施設長の本音だと思うが。

 採用の前にまず実習ということになった。熱々の料理お客様にぶちまけるような致命的な失敗こそしなかったが、皿は相当割った。14番テーブルに持って行くはずの料理24番に誤配したり散々だった。高校生の先輩バイトさんに使えないと舌打ちされたのも覚えている。

 ……が、総合的な評価はそこまでダメではなかったのか、まずは週2日のランチタイム要員として採用された。10時半から15時の4時間半。百戦錬磨兼業主婦パートさんにはこき使われたが数多のフォロー配慮をしてくれて感謝しかない。

 週2日と4時間半が次第に延び、フルタイムになり、正職員待遇になった。精神手帳も2級から3級に見直された。生活保護基準より収入が上回ったため停止され、半年後に打切りになった。福祉事務所に頭を下げに行ったら担当ケースワーカーさんに激励していただいた。

 正職員待遇はいってもあくま障がい者雇用なので、健常者とまったくの同一条件ではないけれど、少なくとも今は野球中継を素直に楽しめるようになったし、親や兄・妹との関係もある程度戻ったと思う。兄のところには2人子どもがいるし、妹も近々結婚するらしいことを聞くと、私は家庭を持っていないことが兄や妹と較べてレベルが下だが、これはさすがに相手のあることだから自分けが足掻いてどうにかなるものでもないし、仕方ない。

 お金けがすべてではないが、今は保護費より相当多い給与を貰えているし、そのおかげで保護の頃より僅かだが広く便利がいいアパートに移った。雑誌文庫本くらいならそこまで財布と相談しなくても買えるようになったし、何より「お天道様の下を堂々と歩ける」ようになった。

 もちろん、今後また何かの弾みで生活保護に助けてもらうことにならないとも限らないが、保護依存しないように、備忘録として残したい。

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