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はてなキーワード: CDsとは

2009-02-07

市場原理社会規範

 市場に任せればうまくいくというわけではない。では、市場に任せるのを止めて社会主義的な計画経済にすればうまくいくのかと言うと、それが失敗だったのは、旧ソ連や改革開放以前の中国において、明らかになっている。

 少なくとも、社会主義の失敗を正すには外部の成功している社会との対比が必要であり、情報統制が可能であれば、北鮮のように王朝支配が可能になってしまう。

その点、市場にゆだねた場合の失敗は、限界に達すればバブルが弾け飛んで修正せざるを得ない状況に追い込まれる。自立性があるだけ、市場に任せる方がマシなのである。

 アメリカの景気が底打ちしたかもしれないという話が出ているようである。アメリカは、その借金の大部分をノンリコースローンにして、しかも、CDSにして、欧州に叩き売っている。アメリカ自身が抱えている負債は、欧州が抱え込んでしまった負債の4分の1から5分の1程度とすら言われている。証券化によって、そのリスクを外部に出してしまっている為に、アメリカの傷は浅く、欧州の傷は4倍以上深いのである。過剰発行した米ドルは、中国産油国を経由して欧州に流れ込み、ユーロポンドを、分不相応に吊り上げていた。その吊り上げられたユーロポンドが、アメリカ製の腐った証券化商品を買う購買力となっていた。

 欧州金融機関は、中国産油国から預かったお金運用する為に、アメリカ土地バブルに参加していたのである。預かったお金は、基本的に低金利だけど元本保証である場合がほとんどなのに対し、その運用先は高金利だけど元本無保証証券であった。証券デフォルトして、利回りどころか元本も消し飛び、預かったお金が返せなくなっている。

 金融機関破綻しても、預金保護しなければならない。その為の原資を作る為に、国債を発行したいが金利面で無理があるし、財政の裏付けの無い紙幣を発行すると、ハイパーインフレになる。しかし、返済しなければならないお金を、事実上の踏み倒しを行うには、インフレにして目減りをさせなければならないという状況にある。

 欧州インフレを狙っているし、エネルギー自給自足体制を作り上げる為に、原発の再開や新設を準備している。アメリカインフレを狙っている。アメリカがこれまでに金融機関を助けるのに使ったお金は、屑債権を担保に米国債を貸し出したのも含めて1兆ドルを越えているが、その財源については、一度も議論されていない。

 最近原油相場微妙に上がってきているようである。先物現物価格差が開いたのを見て、先物を売って現物を買い、タンカーに積んで引渡しまで保管するというビジネスを行っていた連中が、その商売に潜む引渡し時点でのリスクに気が付き、現物を吊り上げ、決済時点での価格先物約定価格に近づけてリスクを回避しようとしているようである。

 景気対策金融機関に注入したお金資金繰りに苦しんでいる企業や、自宅を競売にかけられそうな負債者を助けるにはリスクレートの問題があるので、そこに向かう事は無い。

 結局のところ、リスクレートが低くて儲かる可能性のあるビジネスであるコモディティマーケットに行くしかないというのもある。

 したがって、物価が上昇を始めただけで、それを景気が底打ちしたと勘違いしているだけであろう。景気が悪化しているのに物価が上昇するのは、スタグフレーションと言う。スタグフレーションは、ハイパーインフレ入り口となる現象である。

 市場が暴走するのは、暴走するだけの理由があるし、社会主義がうまくいかないのにも、うまくいかないだけの理由がある。その理由を問題にせずに、市場に任せてはダメ社会主義ダメと主張するのでは、いつまでたっても問題は解決しない。

2009-02-05

カーボンお布施信仰

燃えるものを燃やしたらカーボン様に感謝しなければならない。

カーボン様への感謝は、お布施の行為によって表される。これをカーボンオフセットと呼ぶ。たとえば、石油ストーブで部屋を暖めたら、カーボン様の力を借りたことになるので、そのかわりに、日頃スーパーへ買い物に行くのに自動車で行っているのを徒歩で行く。あるいは、庭に木を植えるのもよいだろう。

これらはカーボン様に借りた「電子」を返す行為であると説明されている。

命の杯たる植物体の中で起こる還元反応は神聖にして玄妙であり、光が物質を聖とし、カーボン様のみもとへと還すともいわれる。

あまり知られていない例としては、製鉄もまたカーボン様の力で行われている。

カーボン様は人類感謝がたりない場合、地上を灼熱地獄、海を大洪水とするドゥームズデーを惹起すると信じられている。そのためカーボン様を崇敬するカルトは全世界知的上流階級を中心に広まっており、その典礼を決定する公会議はCOPと呼ばれ、教理はキョウトプロトコルという書物にまとめられている。

なおカーボン信仰における贖宥状については、CDSを開発したブライスマスターズ女史をはじめとした金融業界の重鎮たちによって市場での売買が検討されており、そう遠くない未来シカゴ商品取引所で売買できるようになることだろう。まさしく、地獄の沙汰も金次第である。その売買ルール設計ゲーム理論という精妙煩瑣な学を修めた者たちが行っている。オフセット本質と形相をめぐる議論は部外者にはピンの上の天使の数の評価のごとくに受け取られているが、現実への影響は小さくない。

なぜカーボン様だけが崇敬の対象となり、金属アルミニウム(テルミット)やアスコルビン酸ビタミンC)はそうでないのか、と論じた異端ラボアジェは火刑となったと当時の書物に記されている。

2008-12-23

無題

これを読んで妄想したこと

http://epw.senate.gov/public/index.cfm?FuseAction=Files.View&FileStore_id=7b637e60-0d4d-4982-ae01-6a2f4f304288

=====

彼女は近しい人々にこう語った

「私がCDSを考案したのは

世の中に会社が多すぎるので

潰すことに収益機会があると

気づいたからだ

これは高層ビル旅客機

破壊するのに似ている

私たちの文明

もうこれ以上迂回できない

自分自身を壊すことしか

することがない

よその会社が潰れれば儲かる

という話に喜んで乗ってくる投資家

みんなで自分たちの首を絞めあっていたのだ

排出権市場も同じだ

グリードな資本論理

世界中の要らない工場

森へと変えてゆくだろう

あらゆる国の人々を

飢え凍えさせることだろう

成長という言葉定義を変えれば

貧困の実現こそが世界目的になる

たとえ私がやらなくとも

いつか誰かがやるだろう」

2008-12-17

http://anond.hatelabo.jp/20081217124428

投資銀行(笑)の簿外資産とかヤバいからね。

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=aF7Xs_.pN6kI&refer=commentary

big3(最近はpig3と呼ぶらしい)も、救済されてもまたすぐ潰れるだろう。

http://blog.livedoor.jp/tokyokitty_seed_destiny/archives/51539638.html

FRBの持ち金じゃもうどうにもならないから、FRB債(笑)を発行して世界中から金を集めて元気玉やるつもりらしい。

日本の個人金融資産1400兆円とかカモウマーでしかないだろどう考えても。

まぁフリーザ的には『私の損失は5700兆です』くらいな勢いになってもおかしくないから

(CDSの残高だけでそのくらいはあるhttp://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-31351520080416)

元気玉じゃ倒せないかもねwwww

2008-10-27

http://anond.hatelabo.jp/20081026122739

CDS見ても何も感じなかったけど。

正直DかAの回しもんか、単にT原が言ってるからってふぁびょって騒ぎしてるだけにしかみえん。

もっと分かるように説明してくれ。

2008-10-26

http://anond.hatelabo.jp/20081026222134

お金右から左へ動かすだけで儲けようとする(エントロピー的にそもそも間違ってるだろ)、学歴だけは高い馬鹿で欲深の詐欺師どもが、実態以上の状態に価格を膨れ上がらせたあげく破裂させて、そのツケだけは俺らも(下手すりゃ俺ら「だけ」が)払う羽目になるってのはどうにも納得できないんだけども。

転売でもうけるのは他の商売でも同じことだろ。食品パソコンや土地ならよくて下部がだめな理由なんかない。エントロピーって言いたいだけちゃうんかと。

それに物の価値は人それぞれ、どういう価格だろうと実態以上と思う人もいれば以下と思う人もいる。あと株の値動きが予想と違えば投資家は損するわけでツケを本人が払わないというのは勘違い。なぜ世の中に影響が大きいかというと影響力のある大企業株式公開してるから。株式やめたところで不況がなくなるわけでも預金とかの制度が今のままなら金融危機が起きなくなるわけでもない。実際今話題のサブプライムとかCDSだって株式じゃないし、むしろ株式のように市場で自由に売買できなくなってるから危機が深刻化してる。

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