はてなキーワード: 唯物史観とは
マルクス主義は、観念哲学や宗教に対して唯物論哲学を掲げて対抗したように
既存の経済学や歴史学に「観念論的な社会科学」というレッテルをはり、
それに対してマルクス経済学・歴史学のみを「唯物史観」=「真に科学的な社会科学」と位置付けて対抗したんだよ。
唯物史観の特徴は、自然界に物理法則が存在するのと同じく、人間社会の歴史にも法則があると主張することで、
その法則の中心は、人間社会は奴隷制へ、封建制へ、資本主義へと変容して最終的には共産主義へと至る、というもの。
という部分なんかは、まさにこういうマルクス主義の特徴があらわれてるね。
それ、ただの唯物史観。マルクス系統の。まともな歴史学者は、洋の東西問わず法則性なんて見つけないよ。んなのウソ。真っ赤なウソ。
歴史学者が研究しているのは、この時代にはこういうことがおそらくあってそれはこういうふうに解釈できる、時代の中でこう位置付けられるんじゃないかって、そういう意味での学問的な真実を追及してる。
学問としての文学にも、いろんな分野があるから一概にいえない。古典なら、オリジナルのテキストにできるだけ近づけて、正しいと思われるテキストにするのだって学問。ひとりの作家を追及するのも学問だし、ひとつの要素(例えば恋愛とか死とか)に着目してまとめるのも学問。