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2011-02-14

「ぶっとんでる作品」と「ぶっとんでる作者」

漫画

あらゆる漫画作品を、何らかの直交する二変数の平面上に置くことを考える。方眼紙に目盛りをうったものを考えてもらえるとありがたい方眼紙の端が、あなた想像しうる作品の限界

このとき、「頭おかしい作品」というのは、方眼紙の外にある作品。あなた想像の埒外にあるもの。

たとえば「ケンペーくん」。

内容はいちいち書かない。ググッてください。

その一方で、「作品自体は方眼紙の中にあるけど、とにかく『すごい』作品」というものもある。これは主観的に二つに分けられる。つまり、「理解できる」か「できない」か。

理解できる作品というのは、フォロワーがでやすい作品と言ってもいいかも知れない。アイデアが模倣可能で、しか商業ベースでいけると判断されたもの。たとえば、個人的には「ヒカルの碁」がそう。

もちろん「マイナージャンルの競技を取り扱った作品」というのは昔からあったけど、特に現代的な少年漫画の範疇では、ヒカ碁で一気に火がついた感がある。同時期にライジングインパクトがあったのも大きかった。両者ともテーママイナーであるということに甘えず、また「ぶっとんだ」、言い換えれば「マニア向けの」面白さを求めず、純粋ストーリー漫画として面白かったのが良かったのだと思う。

真に頭おかしい作品というのは、「方眼紙の中にあるのに理解出来ない」作品。

個人的には藤崎竜やゴトウユキコ釣巻和もそう。あと植芝理一自分方眼紙の中にあると思うんだけど、絶対に理解出来ない。

 
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